こんにちは。

 

休日なので、昼間に飲んでます。(^_^;)

 

プライムビデオで、昔のドラマ「SPEC(スペック)」を見てました。

 

そのなかで、痛くない注射器がトリックに使われてました。

 

この痛くない注射器の仕組みを、ご紹介します。

 

まずは、下の図をご覧ください。

オリンピックの旗をかき損ねたような、へたくそな円がいくつも描いています。

 

人間の皮膚には、痛覚と触覚が一定の間隔で並んでいます。

 

大きさも間隔も別ですが、黒い丸が痛覚、青い丸が触覚と思ってください。

 

これらの丸はセンサーのような役目を果たし、刺激されると痛みと触れた感覚が電気信号で脳に送られて、痛い、触ったという感覚を引き起こします。

 

さて、このセンサーはごく小さいもので、肉眼では見えません。

 

そこに、普通の注射針を刺すと、どうしても痛覚や触覚のセンサーに触れてしまいます。(赤い丸)

 

そこで、刺された、痛いと感じてしまうわけです。

 

ですが、痛くない注射器の針は、ごく細いもので、これらのセンサーをかいくぐります。(緑の丸)

 

運悪く接触しても、普通の針よりは刺激しないので痛みを感じないか、ごく小さい痛みで済むのです。

 

これに似たものでは、蚊も同じような原理です。

 

しかし、蚊の場合はもっと巧妙で、針を刺した瞬間に、麻酔に似た成分を送り込むので、かゆみが出た時にはもう蚊は逃げてしまっているわけです。

 

昨今、人間に似たロボットの開発や人工皮膚みたいなものも開発されていますが、これらの痛覚や触覚まではまだ再現されていません。

 

人間並みなロボットは、まだまだ先のことのようです。