「損して得とれ」←この言葉、ご存知でしょう?

一時は損をしても、その損によって将来大きな利益を得る方がよいという意味である。
この「損して得とれ」を夜の街のシチュエーションに置き換えるとどのようなシチュエーションに当て嵌まるか?


例えば(店ではなくホステス個人として)

1お客様が来店され、お帰りの際にお土産をお渡しする。
 (1,000円)

2お客様のお誕生日にプレゼントを差し上げる。
 (3,000円~10,000円)

3お客様にお中元・お歳暮をお送りする。
 (3,000円~5,000円)

等がある。
これらの事を当たり前だと思う方は多いだろう。

では

4同伴時やアフター時でそのお客様の吸っている
 タバコの予備(1箱)を常に持ち歩く習慣がある。
 (300円~350円)

5夏の暑い時期にタオルハンカチを持ち歩きお客様が
 汗をかいた時に渡せる準備が出来ている。
 (500円~1,000円)

6アフター後、タクシー代を渡すと、次に会った時に
 おつりと領収書を用意している。
 (1,000円~9,000円 但し失費は0円)

7同伴時の待ち合わせしたCafeでお茶代をご馳走する事がある。
 (1,000円~)

8年に一回、自腹でシャンパンをご馳走する事がある。
 (20,000円~)

9ゴルフに招待されると必ず何かお礼する。
 (1,000円~3,000円)

等がある。
これらの事はどうだろうか?
する側の立場で考えるのではなく、される側の立場、すなわち客の立場で考えてみてほしい。
まずこれらの事をされて嫌がる客はいてるだろうか?
4~9の事は私の実体験である。
4~6は同じホステスで、今もこれらの事を継続している。
店で電話番号やメアドを交換するのは当たり前だが、客の吸っているタバコを記憶しそれを同伴時に持っている事に驚かされ、感動さしてくれた。

タクシー代にせよおつりなど要求したことはない。
10,000円を渡しおつりはいらないのが暗黙の了解。
それをわざわざ領収書付きで渡されるとどうだろう?
この時は私はおつりを受取らなかった。
すると彼女は何と言ったか?!
「じゃあ次回アフターご一緒した帰りのタクシー代にしますね」
こんな事言われたのは後にも先にも彼女だけである。

「損して得とれ」この言葉もう一度よく考えてほしい。
私は彼女の損に乗っかり店に通う回数が増えそして彼女は売上が上がり、それ以降彼女とはもう5年の付き合いになる事。

今は「損して得とれ」より「損せずに得とれ」と考えている
ホステスが多い。
「金貰ってしゃべってやっている」
「まだまだ私は華や色があるから男が寄って来る」
等々の「してもらって当然体質」
そしてそんなホステスを許して甘やかして来た客がいてる
のも事実。

私の廻りにも「損せずに得とれ」はいてる。
隠していても「してもらって当然体質」はバレる。
ハッキリ言うが私は100か0の性格。
心ある損をしてくれたホステスには相当な得をさせる。
損をしなくても心を感じれば私は100。
しかし「してもらって当然体質」、「心のない」ホステスは
キッパリ縁を切ります。当然です。


今年も残り1ヶ月を切った。
仕事もプライベートも慌ただしく時間が過ぎるのが早い。
ブログ更新出来ずにいる中、「どうかされましたか?」等の暖かいメールをたくさん頂戴したことを嬉しく思います。ありがとう。





にほんブログ村 40代の生き方