網走から釧路までの列車を早くしました。

6時半過ぎの列車です。

ホテルの朝食は6時半からです。

駅前のホテルなので5分で食べれば大丈夫です。

でもそれは現実問題としては無理な話です。

 

コロナの影響がここで好結果を生みました。

コロナ禍で朝食を部屋で取ることが出来るように弁当箱を用意してくれていたのです。(前夜のうちに確認しておきました)

つまり5分で弁当箱に詰めることが出来れば大丈夫です。

 

遅れないように早めにチェックアウトを済ませ、列の1番前に並びます。

幸い少し早く開始してくれました。

結果としては6時33分にはホテルを出ることが出来ました。

列車の中で食べる朝食もそれなりに良いものでした。

 

列車が走っている時に時々警笛を鳴らします。そして時々スピードが落ちます。

都会なら無理に踏切を渡ろうとする人が居るとかホームで端を歩いている人が居るという雰囲気です。

でもそこは山の中です。

不思議に思って外を見ていると野生動物が見えました。

きっと動物が線路内に入らないようにしているのだと想像しました。

それ以降は外を注意して見るようになりました。

相当数の鹿を見ることが出来ました。

写真にも撮りましたが小さすぎて後からは判別が難しいものでした。

人間の眼がいかに素晴らしいかを認識することが出来ました。

 

雪の釧路湿原は昨夏とはまるで別の顔を見せてくれました。

神秘さが増した感じでした。

バードウォッチングが好きな人には堪えられない場所なのだろうと思います。

そこまで興味が無い我々には車窓からの鑑賞だけで十分でした。

 

釧路について早めの昼食です。

この時はこの旅で初めて荷物を持ったまま食堂に入りました。

荷物無しがどれだけ快適かが良く分かりました。

 

特急列車に乗ってトマムまで行きます。

正直見慣れた北海道の雪景色という感じです。

トマムに着いて驚きました。

一つは改札が無いのです。(無人駅でした)

もう一つは陸橋にエスカレーターもエレベーターも無いのです。

我々はキャリーケースではなく肩から下げるバッグだったので普通に階段を登りましたが、キャリーケースの方は苦労していたようです。

 

特急しか止まらない駅なので特急に合わせてホテルのバスが待ってくれていました。

トマムに関してはまた次回とします。