一泊目の宿を出てバスは山形県に入ります。

山を超えると正に豪雪地帯です。

 

2日目のメインイベントは最上川の川下りです。

その前に観光地をひとつ訪れます。

 

雪の季節なので道路状況によっては遅延も有り得ますが、船の時間は決まっているので余裕を持った行程です。

ガイドさんもそこのところを繰り返し強調します。

 

訪れた観光地は知らなかった観光地ですが、訪れてみると良い場所でした。

銀山温泉の町並みは昔風情が残っていてどの季節でも良いのでしょうが、雪の中で見る景色は別の風情が重なって良いものでした。

ただ、雪のために感じられなかった部分もあると思うので、新緑や紅葉の季節にはきっと別の顔を見せると思います。

 

ツアー客はメインである川下りに遅れては大変とばかりに集合時間よりもだいぶ早くバスに戻ります。

その意味でバスの中で最後の一人を待って全員がイライラする事もなく、順調なツアーとなりました。

ひとえにガイドさんの脅しが効いたということだと思います。

 

幸い道中も順調に進んだので船着き場ではちょっと待ち時間が出来ました。

その時間を活用して船で飲食するための買い出しに走ったメンバーも結構居ました。

 

小一時間の船旅でしたが、雪景色の中を水面に近いところから見ながらの心地よい時間でした。

「おしん」では筏で下った川のようですが、当時現役だった私は朝ドラ自体は見ていません。

参加者の中でも見ていただろうと思われる方々には懐かしさのある風景だった様です。

 

冬ではあるものの、船には屋根も窓もあり、かつ”こたつ”に入っての船旅なので寒さをまったく感じずに過ごしました。

 

船を降りてから遅めの昼食です。

この種ツアーの常ですが、地元の名産てんこ盛りの昼食です。

それぞれの品は専門店ならもっと美味しいのかも知れませんが、まとめて楽しむことが出来るのはお得感があります。

 

この日は翌日の蔵王の樹氷観光のために山形市まで移動して終わりです。

途中で名産品店に立ち寄りましたが、道中は睡眠に充てている方が多かった様です。

 

この道中では周りの雪景色を堪能しました。

先入観を伴った感想ですが、雪の多さだけでなくその質感(何となく重そうな雪)に圧倒されました。

 

宿では高校生と思われるスキー合宿と一緒でした。

夕食ビュッフェではカロリーを気にしながら取っているツアー客の横で山盛り食べている高校生が羨ましく思えました。

 

ツアーも残すところは樹氷だけです。

それは3日目最終日のメインイベントです。