友人から借りていた村上春樹の長編小説を
ついに読み終えた。
「影」を持たない住民が住む
壁の内側の街と、
普通に「影」を持つ人間が暮らす
壁の外の世界がある。
その壁の内外を
主人公40代独身男性の「本体」と「影」が
別々にパラレルで行動する。
最終的に本体と影は、
壁の外の世界で
一体化する、のかな
…て感じを匂わせて終わる。
壮大な大人ファンタジーでした。
ザ・村上春樹ワールドに引き込まれました。
途中、あれこれ
「なんか深い意味がある?」
と思う理解不明な箇所。
色々推理して読み進めるも、
特に最後まで回収はなし笑
純粋に世界観を楽しむ内容でした。
図書館、薪暖炉、ジャズ、クラシック、ダッフルコート、コーヒーと焼きたてブルーベリーマフィン。
暮らしに出てくるアイテムがどれもこれもお洒落!
特に、
焼きたてのブルーベリーマフィンの描写が
何度も何度も出てきます。
近日中に食べることを決意しています😆🍴💕
(焼きたてっていうのがハードル高いな〜)
交わされる会話も印象的。
死んで「幽霊」となった元図書館館長の子易さんが
主人公に話したセリフ
↓
「『人は吐息のごときもの。
その人生はただの過ぎゆく影に過ぎない。』
ああ、
お分かりになりますか?
人間なんてものは吐く息のように儚い存在であり、
その人間が生きる日々の営みなど、
移ろう影法師のごときものに過ぎんのです。
ああ、私は昔から(聖書の)この言葉に
心惹かれておりましたが、
その意味が心底理解出来たのは死んだあと、
このような身になってからでありました。
あなたはまだそうして生きておられる。
ですから、どうか命を大事になさってください」
読む人のその時の心境や境遇によって、
刺さる会話が散りばめられていると思います。
まだ、買って読めてない本が数冊。
読書の秋に向けて読み進めたい。
久しぶりに出した
キャッチミーイフユーキャン
エキサイティング‼️
(後方の方は、既にエキサイティング終了済)