通学中の電車の中での思い出を一つ
その日は朝からコンタクトレンズが
どうも目にフィットしなかった

一日違和感を感じつつ過ごした
学校の帰り道
なんと混んだ車内で
目からレンズが乾燥で飛び出した

そして見失ってしまった
…どうしよう





…
絶望の面持ちで精一杯周りを見回すが
見つかるわけがない

あ〜あ、やっちゃった


そのうち、降りる駅に着き、
トボトボ改札口を出た

その時、
「ちょっと!」
呼び止められる
振り向くと知らないお兄さんがいた

「これさ、落とさんかった❓」
お兄さんの指先を見ると、
探し求めていたコンタクトレンズが

「えっ
そうです
そうです
どこに?なんで?」
「俺の服についとったみたいやねん」
なんということでしょう


「わ〜
、え〜、そんなことあるんや!ありがとうございます、ありがとうございます、ほんと申し訳ない
」
」お兄さんは、
コメツキバッタの様に頭を下げる私に
「名乗るほどのもんじゃ〜
御座いません」
って感じのことを言い残し、
微笑みながら
去っていきました(笑)
「せ、せめてお名前だけでも…」
と言いたくなるくらい、
無くしたコンタクトレンズが見つかるのは感動モノで
…ていうか、
それだけ当時
レンズは高額だったんです(笑)
以上、コンタクトレンズ
奇跡の生還の
思い出でした
*その後、そのお兄さんとの間に
少女マンガのようなロマンスは
一切生まれませんでしたので、
念のためご報告しておきます(笑)
(映画 ルドルフとイッパイアッテナ
より)

