“近隣の方なら自分の店の存在を知っている”
そう思い込んでいるオーナー様や店長様が多い気がします。
先日、あるクライアントの蕎麦店に訪問した時のこと。
全てのメニューの価格を20~30円下げたいのだけど、どう思うか?
とご主人から相談を受けました。
理由を聞いてみると、
「3ヵ月前にリニューアルした際にメニュー変更をした。主力の蕎麦は
素材にこだわり、味に磨きをかけた。当然、原価も手間もかかっているので
値段を上げたのだが、売上が伸び悩んでいる。」という。
それ以外にも「アレが悪い」「コレが悪い」「変えよう!」等等…
「チョット待って下さい!本当に価格が原因でしょうか?」
「お客様は、メニュー変更を知っていますか?」
「お店がリニューアルしたこと、そもそもお店の存在を知っていますか!?」と質問。
ご主人曰く、「確かにリニューアルをしたが、この場所で商売を始めて5年以上、
立地も悪くないし、当然、地域の人ならお店を知っているに決まっている」と。
そこでご主人と話し、近隣にチラシを配布、来店されたお客様にアンケートを取ってみると
お店の存在を知っていたお客様は何と3割程度。
つまり、売上が伸び悩んでいたのは価格の問題でも何でもなく、
ただ単にお店の存在、リニューアルしたことが知られていなかった訳です。
このように、売上が伸びないと、ついつい不安になり、
味がいけないのでは?接客に元気が足りないのでは?価格が高いのでは?と
ネガティブ思考になり、本来のコンセプトがブレがちになります。
まずは“本当に知られているのか?”という視点を持たれては如何でしょうか。
川瀬 亮太