育毛と発毛について誤った知識として、皮脂をやたらと悪者扱いして、徹底的に皮脂を取り除こうとすることがあります。しかし、皮脂は頭皮を守るための大事な保護膜であり、清潔な皮脂を「保つ」ことは、健康な髪にとって重要なことなのです。皮脂を根こそぎ取ってしまうような強力なシャンプーを使う必要はありません。

また、発毛、育毛にとって大事なものに規則正しい生活リズムを保つことと、バランスの良い食生活があります。髪はたんぱく質がもとでできており、インスタント食品やジャンクフード、過剰なダイエットなどでたんぱく質を適度に摂取できないともちろん髪に悪影響を及ぼします。中でも大事な栄養素としては、血行をよくするためにもビタミンEは十分に摂取することです。牛肉、豚肉、かつお、たらこ、アーモンド、バター、大豆油、煎茶、玄米、緑黄色野菜、などに含まれています。また、頭皮の血行をよくするのも大事です。髪の根元の毛根に、栄養や酸素を運ぶのが血液であり、肌の血行が良くなることは、毛根の働きを活発にしてくれます。しかし、過剰なブラッシングをすると、柔らかい頭皮の下の柔らかい皮下組織が痛んだり破壊されることもあります。ブラッシングの際には、ブラシの先端が頭皮まで届かないよう気をつけましょう。合わせて過剰なマッサージもよくありません。頭皮に保護機能が働き、頭皮を固くさせます。

そのため新毛が生えにくくなり、皮膚呼吸もできにくくなるので現在生えている髪の毛が次第に細くなる可能性があります。 髪の毛の役割として、頭を外部の空気の暑さ寒さや、ぶつかったときの衝撃などから守る役割のほかに、体内の毒素を毛乳頭を経て外へ排出する役割もあるのです。その役割のため、髪の毛は脱毛が起こり、同時に新しい毛が生えるようになっています。これは同じ本数を維持するために、この生え変わりの周期があるのです。しかし、この周期が何らかの異常により短くなると、髪が成長する前に脱毛してしまうということになります。

育毛、発毛に適したシャンプーとその使用方法
サクセスの育毛剤の効果的な使い方を知る!育毛、発毛には毎日の正しいシャンプーが必須です。頭皮を清潔に保ち、毛母細胞に酸素を与えるためです。しかし、育毛、発毛には、洗浄力の強いシャンプーはよくありません。例えば、石鹸シャンプーは、洗浄力の非常に強いシャンプーであり、また、フケ用シャンプー強力な殺菌作用が含まれています。これらは、頭皮を傷つけたり、細菌バランスが破壊されたりして、炎症を引き起こす可能性があります。では、適切な育毛、発毛シャンプーを使うとして、正しいシャンプーの仕方とはどのようなものでしょうか。まずは長時間シャンプーをつけたままにしないことです。頭皮を痛め、肌荒れを起こす可能性があります。また、ブラシは使用しないほうがよいです。頭皮に傷をつける恐れがあります。さらには皮膚の下にある毛細血管まで傷つけてしまう恐れがあります。傷ついた頭皮は、細菌が繁殖し炎症を引き起こす場合もあります。よいのは、指の腹で、頭皮を傷つけないように洗うことです。また、一日に何度も髪を洗うと、失われた皮脂を補うために一日に何度も大量の皮脂分泌が習慣化され、脂性が促進されてしまい、脱毛を招くことになります。

育毛と発毛の違いについて

育毛と発毛という言葉の違いは何でしょう。育毛とは、現在ある髪の毛を育てるということで、発毛とは、現在ある髪の毛に加えて、新たに髪を増やすことで髪の本数が増える、ということです。これをふまえたうえで、育毛剤と発毛剤の違いを考えますが、育毛剤とは、今生えている髪の毛を太く丈夫に育てる効果のあるもので、発毛剤とは、毛母細胞の働きを活発にし、脱毛した毛穴から発毛させる効果のあるものといえます。また、発毛剤は,髪の毛に直接作用するのではなく,体の内部に作用し,髪の毛を発毛させるように働いているようです。脱毛した毛穴が消えてしまいますと,発毛剤の効果はありません。しかし、ある程度そのような効果がある製品でも、製薬会社が販売などを考慮して,発毛剤ではなく、育毛剤として認可を取っているものもあり、このあたりの理由で、発毛剤と育毛剤の違いが出てくるというところでしょう。

育毛、発毛の治療を行う病院とは?

育毛発毛の治療を行っているのは、基本的には皮膚科が一般的とされていますが、育毛発毛の治療を行っていない皮膚科もあるようですし、また、一部の内科や形成外科のある病院でも治療しているところがあるようです。どちらにしろ、髪に対して豊富な経験や専門知識のある医師がいる医療機関を探してから行きましょう。また、育毛サロンと呼ばれるところには医師はいません。無料カウンセリングを行っている病院もあるようなので、試してみてもよいでしょう。だいたい、頭髪の脱毛や抜け毛の状況、食生活やストレス負荷、日々のヘアケア状況など、あなたの生活についての詳細を聞き、アドバイスなりを行うようです。

カプサイシンって育毛、発毛に効くの?

カプサイシンとイソフラボンが育毛、発毛によいらしい、という情報があるある大辞典で放映されたようです。カプサイシンとは唐辛子の辛み成分であり、頭皮の知覚神経を刺激し、発毛因子の増加が促進され毛母細胞への働きが活性されるとのことです。イソフラボンとは大豆に含まれるフラボノイドの一種で、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと同じ作用があり、エストロゲンには、男性型脱毛症の原因であるデビドロテストステロンの働きを抑制する作用があるとのことです。これには、熊本大学で行われた臨床研究で、発毛促進効果が得られたとの発表もあったようです。

育毛、発毛の悩みは女性にもある

女性でも髪にボリュームがなくなったり、脱け毛が増えたりと、育毛、発毛の悩みを抱える女性も増えているようです。しかし、女性と男性の薄毛の原因もいくつか特徴が違います。女性の脱毛の原因としては、ホルモンのバランスの崩れがあります。更年期障害、産後脱毛、生理不順などですね。しかし、女性ホルモンの分泌が減少し、男性ホルモンの方が多くなってしまうと、女性にも男性型脱毛が起こります。また、貧血、低血圧、肩こり症などの血行不良も原因となります。また、女性の薄毛、脱毛の症状で最も多いのが、びまん性脱毛症です。これは頭部全体の髪が均等に脱毛し、毛髪が全体的に薄くなるものです。男性の脱毛症と違って前頭部の生え際が後退することはないです。原因は老化、ストレス、極端なダイエット、偏った食生活などがあります。では、育毛剤などは、男性用と女性用では何が違うのでしょうか。男性用はアルコール分が強く皮脂を洗浄する効果が高いのに対して、女性用は保湿成分を高めにして、頭皮の保護を重視しています。女性は男性に比べて、皮膚が弱く皮脂の量も少ないため、男性用の育毛剤は女性には作用が強すぎるといわれています。今までは男性の悩みとして考えられていた抜け毛?薄毛?細毛のトラブルが女性に急増しているようで、悩んでいる女性は多いでしょう。