サフェィサー塗装のマスキング方法 | レストア暦35年のプロが語るレストアラー養成講座

サフェィサー塗装のマスキング方法

こんにちは、
レストア職人のSRです。



四大陸選手権フィギアスケートは、
男女とも日本選手が好調ですね。


なんか、
安藤選手も演技に余裕が出てきたようだし、
浅田選手も復調してきたようなので、


3月の世界選手権が楽しみになりましたね。




さて今回は、
サフェィサー塗装のマスキング方法
についてです。




パテの研磨が完了したら、
サフェィサーを塗装しますが、


その前にプラサフが飛び散らないように
マスキング(養生)をします。


マスキングの仕方にも
サフェィサーを塗装するのと上塗り塗装とは、
違いがありますので、


今回は、
基本的なサフェィサー用の
マスキング方法についてです。



マスキングの範囲は、
パテを研いだペーパ目が塗膜に残ってる
範囲は必ずプラサフの塗装が必要ですから、


良く見てその範囲を足付けしたら、
その部分までプラサフが塗れるよう


専用のマスキングペーパか新聞紙を使って
マスキングテープで貼っていきます。





専用のマスキングペーパの場合は、
片側に専用テープが付いているので
簡単です。



新聞紙の場合は、
見開き一枚の上の部分にマスキングテープの幅

半分位を新聞紙側に貼り付けますが、


新聞は反対の下側には小さな穴が開いているので
新聞紙は必ず上側か横側にマスキングテープ
を貼るようにします。




そして、
塗装範囲以外にプラサフが
飛び散らないようにマスキングしていきます。



その時に、
パテ側にテープが来るように貼るのではなく、
一度パテ側に新聞紙が来るように貼り


その後、


パテの外側に5cmくらい折り返して、
折り返した部分が多少浮く感じに
マスキングします。




これは、
直接テープの上にプラサフが塗装されるのを
防ぐための方法で、


マスキングペーパ部分に塗装されても
プラサフと旧塗膜との段差をぼかすことが
出来ます。




テープに直接プラサフが塗装されると、
ハッキリした段差が出来てしまい、


プラサフを研いで段差が無くなったようでも
上塗り塗装をすると、


線が入ったようにテープの跡が出てくることが
有る為の予防策です。




また、


スプレーガンの扱いに成れていない人は、
マスキングペーパか新聞紙を一枚広めに
貼るようにしてください。



スプレーガンの扱いに成れないと、
プラサフがガラスやボディーに飛び散る
可能性が高くなり、


思ってる以上に
広範囲に飛び散る場合があります。





次回は、
サフェィサーの塗装の仕方についてです。