サフェーサーの種類と下処理 | レストア暦35年のプロが語るレストアラー養成講座

サフェーサーの種類と下処理

こんにちは、
レストア職人のSRです。



今日は、寒かったですね。
愛媛の平野部でも積雪があり、
高速道路は通行止めが相次いでいました。


普段雪の少ない愛媛の高速道路は、
数センチの積雪で通行止めになるので、
大変です。




さて今回は、
サフェーサーの種類と下処理
についてです。


自動車の鈑金塗装で、
パテで歪を抜いた上に塗装されるのが
プライマーサフェーサーと呼ばれる
下地塗装です。


一般的には、
プラサフとかサフとか言われますが、
塗装前の最終下地処理となります。


そのサフェーサーにも種類があり、
1液タイプのラッカー系のサフェーサーや
2液のウレタン系とエポキシ系のプラサフが
あります。



2液のウレタン系プラサフには硬化剤の
配合比率により性能に違いがあるので
旧塗膜の状態により使い訳が必要です。




自動車の鈑金塗装工場では、
2液タイプのウレタンサフが主流で
使われていると思いますが、


個人が、補修塗装用として使う場合のサフは、
1液のサフェーサーでも大丈夫だと思います。




プラサフを塗装する範囲は、
パテを付けた範囲より少し広めで、


パテを研ぐときに付いたペーパ目が
塗膜に残ってる範囲はサフを塗装します。




プラサフを塗装する前の下処理の仕方は、
パテの上をペーパー目消しとして320番程度で、
空研ぎした後、


ダブルアクションサンダーで400番のペーパー
を付けてパテの周りを5~10cmくらい
足付けします。


ダブルアクションサンダーが無い場合は、
600~800番のペーパーで手研ぎで足付けします。




その後サフを塗装する範囲をエアブロー
清掃してシリコンオフなどで脱脂します。



パテの周りに足付けされた範囲を
サフの塗装をするわけですから、
それ以外にサフが付着しないようマスキング
が必要になります。




続きは次回に
マスキング方法やサフの塗装について
紹介します。