最近、様々なYouTubeやブログで出てくる「弥勒の世」

 

なんとなく、今後は時代が進んで自動的に世界が変わる感が出ている

 

 

 

果たして「弥勒の世」とは、自然発生的に与えてもらえる世界なのだろうか

 

「弥勒の世」が今後訪れるのであれば、それは今いる人間にとって住みよい世界なのだろうか

 

 

 

こちらも言われている「ネサラ・ゲサラ」

 

全ての銀行からの借入金がなくなり、お金という縛りから全員が解放されるという


 

 

ある日突然、全ての借金がなくなり、全・日本国民に十分な資金が配布されたとする

 

そんな夢のような事を多くの方々が待ち望んでいるようにも思えるが、果たしてそうだろうか

 

 

 

お金の為に我慢しながら毎日を過ごしている方々が、全ての不満から解放される

 

夫婦関係は破綻していたが、老後の生活を思い、息子、娘の為に我慢して生活していた方は、離婚し解放される

 

家のローンや多額の教育費を抱え、社畜になって自分を犠牲にして働く人も解放される

 

会社の人間関係、特に上司との折り合いが最悪だが、家族や子供の事を思い我慢していた人も解放される

 

当然だが、公共交通機関、物流、生産施設、農業、金融、建設、その他のありとあらゆる関係者が解放される

 

上下水道、電力、医療、学校、警察、その他、現在当たり前に享受できているサービスの全ての関係者も同様に解放される

 

 

 

で、解放された方々は何をする?

 

 

 

社会や会社に対して多くの不満を持つ方々が、一時的とはいえ業務から外れる事により、全てのサービスは機能が低下する

 

食料も物流も何もかもが低下する

 

 

 

 

 

お金も時間も制限があり、自由にならなかった高校生の時、決められた自由の範囲でやれるヤンチャが本当に楽しかった

 

こんなに楽しいのであれば、早く大学へ行って、もっと自由になりたいと心から思った

 

大学生になって、さらに自由度が増した環境で、好きな事だけを徹底的にやってきた

 

社会人になって、今度は全ての自由を自分の意志で決定できるにも関わらず、不満を持つ事が多いのはなぜだろう

 

多分、社会人からお金が関係してくるからだと思う

 

 

 

ただ、そんな会社も自分で選び、結婚も自分で選択し、子供も自分達で作り、ローンも自分で組んだ

 

日本に対して不満があるのであれば日本から出ればいいし

 

上司が嫌なら会社を辞めるか、上司よりも偉くなるかしかないし

 

夫や妻が嫌なら離婚すればいい

 

 

 

結局、全て自分が選択してきた人生で今の自分がある

 

それが、お金の縛りから解放されることにより、何が変わる?って思う

 

 

 

もう一回、全ての選択をやり直すとして

 

どういう会社で働きたいのか

 

どういう人と一緒に働きたいのか

 

どういう人と生きていきたいのか

 

自分はなにがしたいのか

 

自分は何ができるのか

 

 

 

人によっては凄まじく退屈で

 

今よりもっと大きなストレスを

 

自分に対して 抱え込むことになる可能性はないだろうか

 

 

 

子供や学生以外、何も変わらないと思う。

 

 

 

それらの苦悩の先にこそ「弥勒の世」がある事も、さもありなん

 

 

 

感謝