昨日の「かさねがさねの想い」プレイベントは、朗読、歌、演奏、舞の複合的パフォーマンスが作り上げる世界に魅了されました。
詩(台本): 松尾正信さん
朗読 : 川野太郎さん、しのくにさん、
演奏 : しのくにさん(歌&ギター)、マーク・アキクサさん(NAF)、岡本由利子さん(ピアノ)、小森俊明さん(ピアノ)
舞 : 襲田美穂さん
入場のときに、台本となる詩集『長旅のいしずえ』が配られたので
開幕前にそれをぱらぱらと読んで
美しい言葉だな、懐かしい言葉だな
と感じていました。
子供の頃にくり返し聴いていた童謡、
たとえば『月の砂漠』の世界。
会が始まって、
実際に川野さんやしのくにさんの声に乗せて届けられると
さきほど目で追っていた言葉たちは
異なる響きを帯びて現れてきました。
息吹で、生吹く。
そして、マークさんのネィティブ アメリカン フルート。
言葉もフルートも、息吹の演奏なのだな、と納得。
詩集のタイトルともなっている『長旅のいしずえ』は
マークさんの演奏するAmazing Graceを聴き、松尾さんが
即興で作られた詩なのだそうです。
(Amazing Graceの演奏とぴったりのはずです。)
ネィティブ アメリカンの辛い歴史、Trail of Tears の中で
真珠のように美しく輝くひとつの歌と
それを伝え継いできた人の営みと大地への賛歌。
今の日本の私たちの思いが
そこに重ねられていくような、まさに
『かさねがさねの想い』の作品です。
昨日はあの場での世界が形成されてゆきましたが、
仙台での8/17(金)~19(日)イベントでは、きっとその地と時にふさわしい
世界が作られて、届けられるのだろうと思います。
川野太郎さんは、好青年がそのまま月日を重ねられた感じでいらっしゃいました。
朗読はもちろん、歌がすばらしい。
言葉がしっかり届いて、とても味わい深かったです。

本日新橋で詩人・松尾正信さん、俳優・川野太郎さん、NAF マーク・アキクサさん、しのくにさんなどにより行われたパフォーマンスは、8月17日(金)~19日(日)まで
仙台でのイベントで披露されます。
心をごつごつと打つこと間違いなしですので、ご案内させてください。
(以下、「雪に包まれる被災地」作者の加川広重さんのHPより転載させていただきます。)
http://www.kagawahiroshige.com/
加川広重画「雪に包まれる被災地」と共に
かさねがさねの想い
震災のただ中に響き渡るような、演奏、歌、朗読ー。
私は宮城県で東日本大震災を経験し、芸術でしか表現できない感覚的な記憶を作品として残さなければならないと考え、自身の被災体験や現地取材を元に「雪に包まれる被災地」を描きました。
この企画は被災地仙台で、高さ5.4m、幅16.4mのこの作品を「舞台絵画」として、様々なジャンルのアーティストたちが、それぞれの想いを表現していきます。
演奏、歌、朗読,舞いなどを通して被災地の皆様と共にかさね合わせる想いが、私たちの故郷が再生へと向かう、精神的な活力に成り得ると思うのです。
アーティストの皆さんには、出演料なしで出演をご承諾頂きました。本当に感謝しております。
たくさんの被災者の方々に来場して頂く為に入場無料で開催します。
ぜひご来場下さい!
日時;2012年8月17日(金)~19日(日)
場所;せんだいメディアテーク 1階オープンスクエア

