昨夜は、中目黒「岩茶房」にて左能さんの小説出版お祝い
パーティーが開かれ、うかがってきました。

100名近くの方がいらしていたようです。
お店はもう人でいっぱい。

が、そこはやはり岩茶房マジック。

混みこみで座っていても、どこかゆったりと鷹揚な雰囲気が漂います。

そして、お料理がもうそれはそれは素敵でした。

お店と、お店の大家さんでもいらっしゃるI様ご一家の
お手製と思われますが、お刺身、お肉料理、サラダ、
お稲荷さんやおにぎりやサンドイッチ・・・
それはそれは、愛情を感じさせるお料理ばかり。

その他、随時ミニ饅頭「豚饅、野菜饅、きのこ饅」が蒸したて
で蒸篭に入ってサーブされます。

次から次へ供されるお料理をいただきながら、
左能さんとご縁の深い方からのお祝いのスピーチ。

やがて、ライブが始まりました。
それが驚きの贅沢なラインアップ!

最初は、王明君さんの笛(横笛)演奏。
(笛だけではなく、二胡も演奏されるそうです。
 また、たいへんな「茶利き」でもいらして、
 10年近く前の闘茶会では、驚かされた記憶があります。)

岩茶の小説の出版記念という席だったからでしょうか、
この夜の演奏には「中国」を強く感じました。
笛の演奏ですが、二胡を聴いているような気分になりました。

次は田島和枝さんの「笙」
これまた、天から降ってくるような演奏。
青いペールがひらひらと、、、
そんな情景が心に浮かびました。

そして、続いて森美紀子さんの「歌」
闘病中に出会い、病気を克服される助けとなった
「アワウタ」をご披露くださいました。
心をふるふると振るわせるような、不思議な世界観。
もっとゆっくり聴いてみたくなりました。

最後は、お店の黒一点でもあり、
左能さんと同じDNAを受け継いでいるSさんのライブ。
春秋に富む才能の持ち主、とは存じていましたが
シンガーソングライターとは、この夜初めて知りました。

岩茶の故郷、武夷山に捧げる歌「天 地 ひと」をご披露。

とても気持ちよい。
身体が軽やかに、でも地に足がしっかり着いて・・・。
そんな、居心地のよくなる歌でした。

贅沢なパフォーマンスを堪能させていただき、
ふと
これはまさに左能さんの小説に終始漂う
独特な仙人的時間軸だな、
と思いました。

私はなんにも見えないけれど、
沢山のお茶の精霊たちが
この夜のお店での光景を
ただにこにこと見守ってくれていたのではないかしら、と。

タイトルですが、
最後にお店のKさんからのご挨拶の中で
とても素敵な言葉をいただいたのです。

左能さんにもっとも近いところで
ずっと左能さんとお店を支え続けたKさん。
今年お店が25周年を迎えることにふれて、
「『愛されて25年』というコピーがありますが、
 岩茶房は『岩茶を愛した25年』でした。」

この言葉は、すごい!

なぜ私がこのお店に惹かれてやまないのか
全てこの言葉が示してくれています。

そう、
愛されることを求めるよりも
自分が愛すること。

どうしたら愛されるか、
に、思考をめぐらせるのではなくて、
私が"心から愛せるもの"を全力で探すのです。

演奏を聴いて
身体の芯から温まっていたところに
このKさんの一言で
ハートから「ぼん!」と
気流があふれ出したようです。

素敵な時間をいただき
ご縁に感謝の一夜でした。