クラシック音楽にはあまり親しみがないのですが、ヨーヨーマの演奏するバッハの無伴奏チェロ曲には聴いた瞬間に魅せられました。
突き抜けるような明るさと透明感![]()
のびやかな生命の強さ![]()
83年の録音ですので、彼が20代後半の頃の演奏です。
私が20代の頃、とあるバーで企画されたワイン会に訪れると、
外の日差しがまだ明るい夕方の早い時間、お店の中に入った途端に外の光は翳り、
かわってふんだんに降り注ぐ、ヨーヨーマのチェロの音色に包まれたのでした。
もちろんこの組曲。
あれは、何とも言えない不思議な感動でした。
視線の先に、企画者の彼がいて・・・。
懐かしいなぁ・・
(まぁ、その話はおいといて
)
昨夜のJ-Waveで、同じ演奏家の同じ曲が年代によってどのように変化するか、という紹介をしていて、ヨーヨーマのこの曲も取り上げられました。
最初に40代前後(94-97年)の演奏が流れたのですが、
あまりの違いにびっくりしました。
どちらが味わい深いかと尋ねられると、、、答えは人それぞれでしょうが。
今の私ならば、「聴きたい演奏」としては後者を選びます。
喜怒哀楽、それをそのまま率直に表現するのも好きなのですが、
音楽で表現することによって、別の何かに昇華していく
その音楽の作用に魅せられるのです。
それは、無表情な能面がふとした陰影で全く異なる表情を見せるのにも似て。
前回の収録から10年以上経っているので、そろそろまた収録してくださらないかなぁ ![]()