仕事を早々に切り上げて、行ってきました。
金曜日は20時まで開館しているので、ゆっくりできます。(多分週末より空いていると思われる。)
作品の佇まいは、絵でいえばクレー。
シンプルだけれど、見ればみるほど発見があって、味わい深さが螺旋状に高まっていく感じ。
実際に、作品の周りを2~3周し、且つ上からのぞきこんだりしゃがんだり、あらゆる角度から眺めたのだけれど、それぞれに発見があって、楽しい。
とても対話したくなる作品ではあるけれど、孤高に向かい合うという感じではなく、誰かと温かな時間を過ごす場にさりげなくいてくれて温かく見守ってくれる感じ。
作者、ルーシー リーは世紀末後のウィーンに生まれ育ち、ユダヤ人であったことから、戦時中にイギリスに移住して、と時代の波を受けた人生を送っているけれど、作品はどこまでも静かな喜びに満ちている。
時代の影響を受けていないはずはないのだけれど、今見る者にとって、ウィーンの香りや戦争の悲惨な影はうかがいしれない。
「生活のためにお金を稼ぐことよりも、もっと大事なことがある」
と生きる人にとっては、すべては自分自身に取り込まれ、吸収され、表現の滋養となるということか。
その姿勢、生命力に惹きつけれられるのだろうか。
80歳を過ぎても淡々としかし旺盛に製作に取り組んでいた姿勢は、仙人というかフェアリーというか。。。
「壺中日月長し」の世界に生きた人だったのだな。
白釉、緑釉、ブロンズ。アニミズム。ハート。
ピンク釉と青釉の作品に、オーラソーマ ボトル #34 &セドナを連想。