今日は、僕がなぜこの仕事をしているのか。その原点の話をさせてください。

少し個人的な話になります。

 

 

 

 

冒頭の写真は、僕の母の、実際のレントゲンと姿勢です。

僕が中学生の頃、母は脊柱管狭窄症の手術を受け、腰にボルトを入れました。

でも、痛みは良くなりませんでした。

それどころか、腰が曲がったままの状態が当たり前になり、母は今でも毎日、痛みと戦い続けています。写真の曲がった背中のままで。

 

当時の僕は、ただの中学生でした。

鍼灸の知識も、オステオパシーの技術も、体の使い方の知識も、何ひとつ持っていませんでした。

だから、なぜ母がそんなに痛がっているのかも分からず、正直、その事の重大さすら理解できていなかったと思います。

今は父が母を支えてくれているおかげで、なんとか日々が回っています。

それでも一番大切な家族が、自由に動けない。

その姿を見るのは、何よりも辛いことでした。

そしてきっと、一番苦しいのは母自身です。

 

昨日まで当たり前にできていたことが、ある日から当たり前でなくなる。

 

その喪失が、どれほど本人を苦しめるか。僕は母を通じて、それを思い知りました。

母の腰には、もうボルトが入っています。

正直に言えば、今の僕の技術をもってしても、母の体をどうにかできる部分は限られています。

それが、悔しい。

でも、だからこそ気づいたことがあります。

 

手術をする前なら、間に合う人がたくさんいる。

 

まだ初期の段階の人。

手術するほどではないけれど、慢性的な腰痛や肩こり、疲れやすさを抱えている人。

そういう人たちが、母のような未来に進んでしまう前に、できることがあるはずだと。

身近な人が動けなくなって、本人が絶望し、周りが悲しむ。

そんな人を、一人でも減らしたい。

その想いだけで、僕はこの仕事を始めました。

 

僕が本気で目指しているのは、

「介護のいらない、何歳になっても自分の体で自立して生きられる世界」

身体の使い方を変えれば、防げる未来がある。僕はそう信じています。

 

このブログでは、そのために必要なことを、一つずつお伝えしていきます。

母にしてあげられなかったことを、今、目の前のあなたに。

これからどうぞ、よろしくお願いします。