会計のこと ~タイミングが大事~
はじめてレストランに行く人が、
どうしたら良いか悩むのが会計の仕方だと思います。
私も初めてフレンチ(タイユバン・ロブション)に行ったとき
マナーの本を読んでいろいろ考えたものでした。
レストランでの会計はテーブルで行います。
そして1番のポイントは、やはりタイミングだと思っています。
これは同席する相手によっても変わってくるので覚えておくとよいでしょう。
(1)1人の相手を招待した場合(例:彼女)
彼女と2人で食事に行った場合、
男性としてはスマートに支払いを済ませたいものです。
だから、相手がいるときに会計を行うと
金額が見えてしまう恐れがあります。
招待した相手に気を使わせないことも
男性としては大切なことので
女性が中座したときを狙って会計をしましょう。
(2)複数の相手を招待した場合(例:商談、接待)
会計の基本は席で行うと書きましたが、
ビジネスで来ているときはまた別です。
タイミングをみて席をはずし、レセプションで会計を行います。
招待した人が先に支払いをしないよう
店側と事前打ち合わせをしてもよいでしょう。
(3)割り勘する場合(例:友達同士)
個々で支払いたい場合
その場は代表者が1人支払いをして
店を出てから割り勘をするものです。
他のお客さんもいるのでスマートな対応をしましょう。
(4)家族で行った場合(例:夫婦)
家庭では奥さんが財布を握っているかもしれませんが
こういう場では、周囲の目もあるので
旦那さんに支払いをさせてあげるとよいかもしれません。
さて会計の方法ですが、マナーの本を読んでみると
『ウェイターを呼んで「チェックしてください」といえばよい』
と、書かれていますが
初めてレストランに行く人にとって、
この「チェック」という言葉が照れくさくて言い難いものです。
ではこの「チェック」という言葉
必ず使わなければいけないのでしょうか?
私が会計をするときですが
「チェック」という言葉はあまり使いません。
近くにいるウェイターを呼んで
普通に「お会計お願いします」と言ったりもします。
遠くにいるウェイターを呼んでお願いする場合は
胸のポケットから財布を取る仕草で合図を送ったりもします。
食後の時間帯なので、
その仕草(財布)をみるだけで伝票を取りに行ってくれるからです。
※最近では恥ずかしさもなくなったので
「チェック」という言葉も使うようになりました。
伝票は金額を伏せた形で届けられます。
昔は伝票の中身を確認せず、すぐ支払いをしていたのですが
最近は少し目を通すようにしています。
(1)合計金額の確認
実際に支払う金額は、
料理(コース)以外に食前酒、ワイン、チーズ、ミネラルウォーター
その他にもサービス料(10~15%)と消費税がかかります。
間違いがないか確認し、
不明な点があったら遠慮なく質問しましょう。
(2)店からのサービス(オンザハウス)の確認
常連だったり、高いワインを注文したりしたとき
たまにですが、食前酒などがサービスになることがあります。
私も2・3度経験したことがあります。
店側はさりげなくサービスをしてくるので
それに気付いてあげると、店側も喜ぶと思います。
※常にあるわけじゃないので、過剰な期待はしないでください。
支払いはカード、現金どちらでも構いませんが
スマートに会計をするならカードの方がよいでしょう。
私も常にクレジットカードで払っています。
たまにですが、現金のみというレストランもあるので
事前に自分のカードが使えるか確認しておくとよいでしょう。