不動産投資をなかなか始められない人の心理について
投資というのはやった事がない人にとってはとても敷居が高いものです。
まして不動産投資というのはどうしても金額が大きくなるので、心理的な参入障壁はとても高いと思います。
僕は大学生の時に初めて株を買って、それ以降投資に興味を持つようになり、株の信用取引やFX、先物取引などもやるようになりました。
もともとは、大学生の時に金持ち父さん貧乏父さんという本(有名ですよね。世界で数千万部も出てますし)を読んで、いろいろと衝撃を受けて不動産投資に興味を持っていました。
でも僕のように学生の頃から投資に興味を持っていたような人でも、不動産投資の世界に入るのは躊躇してしまうわけです。
結果的に不動産を初めて買ったのは29歳の時でした。20歳くらいの頃から不動産投資を意識していたので、けっこう時間が経っていますね!
なぜなんでしょうか?![]()
理由はいろいろあると思いますが、一つは人間は本能的に損をしたくない意識が強すぎる、というのがあると思います。
ある研究で、人間は得した時の喜びよりも損した時の痛みの方がより強く感じられる、というのがあるそうなのです。
これは直感的にもすごく納得できます。もともとの性格とかも多少あるでしょうが、多くの人はリスクに対して許容できないのが普通なんです。![]()
例えば、Aさんが株取り引きでトヨタとホンダを買ったとします。トヨタはうまくやって200万円利益がでたけど、ホンダで100万円損してしまったとします。
Aさんの利益はトータルで100万円ですね!
一方で、Bさんは日産だけを買ったとします。そして利益50万円でたところで売却したとします。
Bさんの利益はもちろん50万円ですね!
この結果をみると、Aさんの方がBさんよりも利益が多く出ていますよね?
でもAさんはホンダ株で損を出していますよね?この損失による精神的なダメージが利益よりも大きく作用する、という事なのです。
この心理的なダメージが投資判断に大きな影響を及ぼすわけです。
損をしない方向にとにかく意識がいって、合理的な判断(簡単な足し算、引き算)ができない事が本当に良くあるのです。
ちなみに、今回の例で、Aさんのような結果が期待できる投資案件と、Bさんのような結果が期待できる投資案件がもしあったら、Bさんの方を選ぶ可能性が高いんです。![]()
Aさんの投資案件の方が儲かるのが明らかなのに、ですよ?笑
机上での話だと合理的な判断ができたりしますが、自分のお金が絡んだとたんに、とにかく儲からなくてもいいから損だけはしないように、という意識がとーっても強く働きます。![]()
これは才能うんぬんというよりも、人間の脳の仕様だったりします。
自然体でいくとちょっとでも損をする可能性がある事に挑戦する、というのはトータルで得だとしても難しいんです。
理論的な事を学んで経験を積んでいくうちにだんだん合理的な判断ができるようになる、最初から合理的というのは難しい、というわけなんです。![]()
株をやってる人なんかは実感してるんじゃないでしょうか?
予想と違う株価の動きをした時に、セオリー通りだと損切り(買っていた株を諦めて売って損を確定させる事)すべきところなのに、いやまだ上がるかもしれない、と持ち続ける、なんてことはありませんか?笑
しかも人間の脳は、この損切りによる小さな金額の損は許容できないのに、その後さらに傷が深くなった場合は諦めがつく、という性質もあるんです。笑
伝わりますかね?笑
株価100円の時に買って、120円になったら利益確定で売りたいと思っていたとします。90円になってしまったら損切りする、と決めていたとします。
それで、残念ながら株価が下がって90円になっちゃったとします。
理論通り、合理的に判断するならここで損切りです。
でも、10円下がった、損するのが確定というのがものすごく苦痛なのです。
結局損切りできずに、そのまま100円まで戻るのを祈るわけです。
もし100円に戻ればプラスマイナス0円で、損したという心理的ダメージがないですからね。
でもそう上手くいかない事もあります。結局50円まで下がってしまう、というわけです。
ここで不思議なのが、100円→90円の心理的なダメージと90円→50円の心理的ダメージがさほど変わらない、という事なんです。
もうここまで下がったらなんでもいいや、みたいな心理になるわけです。
とにかく、得したり損したりしながらもトータルで利益が出れば良い、という考えが頭では分かっていても、人間の本能が損はまずいと過剰反応する、というわけです。
不動産投資でも、もしかすると損するかも、というのが人間の防衛本能が邪魔して、なかなか投資が始められない、というわけです。![]()
では、どういう考え方をすれば合理的に判断ができて、不動産投資を始められるのでしょうか?
長くなったので、次回に続く!![]()