ある程度の規模感になると、その判断の良し悪しをひとまずおいておいて、海外拠点を設けようという話が出てくると思います。

 

僕の場合は、企画や営業ではなく、製造拠点ということがまず先に頭に浮かびますが、

いまの情勢でいえば中国に作るよりも、ベトナムや他のASEAN、またはミャンマーという候補地が見えてきます。

 

となったときにメリット・デメリットにどんなことがあるのか、ざっくりと洗い出してみたくて、ブログに書きました。

 

 

メリット

・コストダウン

・既存顧客へのブランディング

・新規顧客(現地の日系、ローカル問わず)引き合い増加による売上(利益)向上

 

 

デメリット

・人材確保(マネージメント層、オペレータ層問わず)

・物流

・売上の見込み

・管理できるか

 

 

本などを見ればもっといろいろな要素が出てくるんでしょうが、ひとまずこんなところが目に付きます。

 

 

 

 

そして、このブログを書いていて

結局のところ、新しい市場で日本のデザインをうまくブランディングして買っていきたいなぁという気持ちが海外拠点というキーワードが自分の中に浮かんできたんだと、感じました。

 

これができる場所はどこなんだろ、海外の前にまずは目の前にある日本の市場、そして手の届くお客様に対して

何ができるのか、価値を提供できるのか、というのが、地に足つけて考えるべきなんだと、今日のところは結論づいたところでした。

こんなふうに書いていますが、実際は自分ができることは限られているんだから、できることをしっかりしていこうよ自分!!!というところが本当のところ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょうど1年ほど前の華金の夜、話しがあると承継先企業の社長と品川駅近くのお店で会食をしました。

そこで企業状態としてはいいので、後継者にならないか、とお誘いを受けました。

 

「え、社長になるの?!たのしそ!わくわく・・・」と感じつつも、

 

当時の僕は、CMなども出している大手企業から、より挑戦的なことが出来そうな創立10年くらいの外資系メーカへ転職して、

面白いプロジェクトに関わっている頃でした。

 

そのときは、社長からはいいことしか言わなかったので、ひとまずは前向きに考えますが保留とさせてください、とお伝えしました。

 

そこから、中小企業のとりまく現状を調べたり、本当に良い経営になっているか確認するために決算書を3期分頂いて分析したりしたのでした。

 

-----2020/02/17加筆-----

 

3期分の決算書をみたときに、売上高だけでいうと中堅企業とは言えないものの、

中小企業らしい規模で零細企業とは違う安定感があると感じ、安心したのでした。

 

もちろん、取引先企業の内訳も会食からしばらく経ってから聞きました。

ここは課題があると感じつつも、どっちかというとまだまだ成長できる環境で、自分の気持ちは前のめりになっていきました。

 

ただ、今までの会社員生活で少しは知識がかぶるところはるものの、

ほとんど使えないと思っていたので、ひたすらと企業分析をしていきました。

ここでは的はずれな解釈になったこともありましたが、結果的に客観的にいいところと課題とざっくりと把握できたかな、と。

そして、具体的な課題は入ってからじゃなきゃわからないと思い、ここはほんとざっくりで終わらせました。

 

 

 

「とにかく楽しそうな未来がまっている・・・!!」

大学のサークル時代から、チームでなにかを作り出すことに楽しみを見出す正確だとわかっていたので、

それが会社の役職や役割に関係なく自分でより積極的に動けることがそう思ったのだと思います。

というのも、前職の大手企業ではかなり自分から動けていたものの、外資メーカになると、

それを支える素地がなく、与えられた役割のなかで頑張るのが精一杯で、周りを巻き込んで動く楽しみを感じる日々が少なくなっていたからでした。

 

いまの与えられているプロジェクトが落ち着いたらジョインしよう、と4月の桜が散った季節に決心したのでした。