独立人事総務業務請負人(人事総務IC)の木村勝です。
年度末から新年度への移行期のバタバタでブログ更新が滞っておりました。
気分一新、久しぶりの記事更新です。
先週4月4日は、長年通っている中野坂上成願寺の井上貫道老師坐禅会に行ってきました。
この坐禅会は月1回、静岡掛川にある少林寺住職 井上貫道老師をお迎えして行われている坐禅会です。
坐禅会のスケジュールは、
①09:30~12:00 坐禅(40分×3回)
②12:00~13:00 昼食
③13:00~13:50 坐禅(40分×1回)
④14:00~15:00 正法眼蔵提唱(講義)
⑤15:00~16:30 茶話会(老師への質問タイム)
というほぼ終日の日程で行われる坐禅会です。
午後のみなど途中参加も可能です(午後の提唱から参加される方も多いですが、せっかくの坐禅会ですので実際に坐ることをおススメ致します)
坐禅というと皆様がまずイメージすることは次の3つだと思います。
①目を閉じて瞑想している
②少しでも動くと後ろから木の棒で叩かれる
③足を組んで坐らないとダメ
①について
坐禅というと目をつむって坐るイメージを皆さんお持ちかと思いますが禅宗の坐禅は目はつむらず開けたままで坐ります。
坐っている最中は、視線を前方1mくらい先に落として坐りますので見た目には目を閉じているような「半眼」という状態になります。
②警策(きょうさく)について
また、坐禅というと木の棒で叩かれるイメージが強いかと思いますが、ほとんどの坐禅会で自分からお願いしない限り警策(木の棒)を入れられることはありません。
曹洞宗の坐禅会の場合、警策を入れて(叩いて)もらいたいときは、何も言わずに坐った状態で合掌します(ちなみに成願寺の坐禅会は警策は入れません)
そうすると、後ろから軽く警策で「トントン」右肩を叩かれますので、首を左に傾け肩を開けて警策が入りやすい姿勢を取ります。
警策が入った後は、合掌したまま、頭を下げ(合掌低頭といいます)、合掌を法界定印(よく仏像が組んでいる手の形)に戻して坐り続けます。
③足の組み方について
坐禅というと両足の平が上を向いた結跏趺坐という坐り方ができないと参加資格がないのでは?と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、そんなことはありません。
当方も結跏趺坐はできませんので、片側の足だけ上げる半跏趺坐という坐り方をしていますし、足が組めなければあぐらでもOKです。
成願寺井上貫道老師坐禅会の場合には、椅子も準備してありますので、椅子坐禅も可能です。
坐る際には、六根(眼、耳、鼻、舌、身、意)を開放して、思いが湧いてきてもそれを捕まえることなく、ただただ坐ります。
思いを使わずにただ坐ること、日々仕事に追われるビジネスパーソンにとってかけがえのない経験になると思います。
ぜひ一度体験してみることをおススメします。
坐禅会スケジュールは添付リンクに掲載されていますので、ご参照ください(夜開催の坐禅会もあります)