「日本再興戦略」の改訂(骨子案)が公表されています | ものづくり企業の人事総務をワンストップで専門サポートするインディペンデント・コントラクター(IC独立業務請負人)が日頃思うこと

ものづくり企業の人事総務をワンストップで専門サポートするインディペンデント・コントラクター(IC独立業務請負人)が日頃思うこと

大手自動車会社での30年の人事総務経験を経て,2014年にIC・行政書士として独立しました。グローバル化進展の中、業務のアウトソーシング化など荒波にさらされつつある人事総務部ですが、企業活動を支える総務系業務の重要性・専門性など日頃思うところを語ります

独立人事業務請負人(人事IC)の木村勝です。

昨日2014年6月10日、総理大臣官邸で第16回産業競争力懐疑が開催され、資料として「日本再興戦略」改訂骨子案がHP上にj掲載されています。

全部でA4で7枚の各項目のメニューを示した簡単な内容ですが、大まかな全体像が一目でわかりますのでおススメです。

当方興味のある分野につき、その内容をご紹介させて頂きます。

(2)雇用制度改革・人材力の強化
 ・創造的で生産性の高い働き方に向けた雇用制度改革を実現
 ・最大の潜在力である女性の更なる活躍促進に向けた取組を強化
 ・就労環境を監視するための体制強化を図りつつ外国人材活用を推進
     という基本的な考え方を示した上で
 ①雇用・働き方の改革
   ・労働時間制度の見直し
   ・多様な正社員の普及・拡大
   ・雇用ルールの透明化  等
 ②女性の活躍推進
   ・学童保育の拡充
   ・働き方の選択に中立的な税・社会保障制度 等
 ③外国人材の受入れ
   ・高度外国人材受入れ環境の整備
    ・外国人技能実習制度の抜本的見直し(期間、受入れ枠、分野) 等
を具体的な取り組みアイテムとして提示しています。

こうして項目を見ると連日のように新聞で報道されている個別アイテムが”ああ~、ここにはまる内容だな~”と収まりがつきますので、頭の整理にもなります。

独立人事業務請負人(人事IC)あるいは取次申請行政書士としても、自分の今後の事業を考える上でのこれからの政策課題がどのように具体化されていくかは大きな関心事です。

全体のストラクチャーをしっかり頭に入れた上で、今後審議会等で進められる制度設計についてウォッチしていきたいと思います。

具体的には、今後の審議会での検討を経て次期通常国会でその成立を目指すということになると思いますが、上記の通り既に方向性が見えていますので、急な法改正にあわてるようなことがないように、人事担当の皆様も常にその進捗状況には注意する必要があるかと思います。