第72回全国産業安全衛生大会が大阪で開催されます(2013年10月30日~11月1日) | ものづくり企業の人事総務をワンストップで専門サポートするインディペンデント・コントラクター(IC独立業務請負人)が日頃思うこと

ものづくり企業の人事総務をワンストップで専門サポートするインディペンデント・コントラクター(IC独立業務請負人)が日頃思うこと

大手自動車会社での30年の人事総務経験を経て,2014年にIC・行政書士として独立しました。グローバル化進展の中、業務のアウトソーシング化など荒波にさらされつつある人事総務部ですが、企業活動を支える総務系業務の重要性・専門性など日頃思うところを語ります

今月末10月30日~11月1日の期間、大阪で第72回全国産業安全衛生大会が開
催されます。

全国産業安全衛生大会という大会、一般にはあまりなじみある大会ではないかもし
れませんが、企業等で専門的に安全衛生、健康管理に携わる方々にとっては、1度
くらいはその名前を聞いたことがある大会だと思います。

主催は、中央労働災害防止協会(中災防)という団体です。
中災防HPを見ると
「中央労働災害防止協会(中災防)は、事業主の自主的な労働災害防止活動
の促進
を通じて、安全衛生の向上を図り、労働災害を絶滅することを目的に、
労働災害防止団体法に基づき、昭和39年(1964年)8月1日に労働大臣(現:
厚生労働大臣)の認可により設立された公益目的の法人です。
事業主の方々の自主的な労働災害防止活動を促進し、働く人々の安全と健
康を確保するための総合的活動を行っています。」

とあるように、
労働安全衛生・健康管理分野に関して様々な事業を行っています。

※当方 ”心理相談員”という資格?を持っていますが、この心理相談員研修も中災防
がTHP(トータルヘルスプロモーション)の一環として中災防が行っています)

この中の「自主的な労働災害防止活動を促進し----」というところがポイントで、昭和
47年に労働基準法から分離される形で成立した労働安全衛生法第一条(目的)にも
「自主的活動の促進の措置を講ずる~」とその活動の自主性を重視する旨、記述され
ています。

実際、産業界における安全衛生活動は、各企業の自らの災害体験なども教訓にしな
がら、自主的に行われることにより安全意識が維持されている部分大きいと思います
(特に製造業・建設業など現業系企業においては)

閑話休題

この全国産業安全衛生大会ですが、毎年この時期に多くの参加者を集めて主として
大都市を会場に開催されています。
各分野毎の分科会は、分散した会場で行われますが、特に初日の総合集会は、特別
講演、緑十字賞の授賞式などのイベントが行われ、1万規模の参加者が集まりますの
で、収容施設、交通アクセスの関係でどうしても大都市での開催になるようです。

当方も以前安全衛生の担当をしていた時代がありますので、何度かこの大会に参加し
たことがあります。

期間中は、総合集会の後、各分科会毎に安全衛生・健康管理に関するレベルの高い
発表が行われ、活発な情報交換が行われます。

また、今年の特別講演は、建築家の安藤忠雄氏による「夢をかけて走れ」と題する講
演です。

9つの分科会が以下の通りです。
 ①リスクアセスメント/マネジメントシステム
 ②安全管理活動
 ③機械・設備等の安全
 ④ゼロ災運動
 ⑤労働衛生管理活動/化学物質管理
 ⑦メンタルセルス/健康づくり
 ⑧安全衛生教育
 ⑨交通安全

当方が参加していた時代は、ちょうど安全衛生マネージメントシステム(OSHMS)国際
規格化の動きが盛り上がりを見せていた時期でした。
経済産業省色の強いISO規格でいくか、厚生労働省主導でILOでハンドリングするか、
論議されていたこと思い出しました。

今年でいうと、⑤、⑦の分科会など、大きくマスコミで取り上げられるような災害が発生し
たことやメンタルチェック法改正の動きもあり、参加者の関心度も高い分野ではないでし
ょうか?

今も”何でも屋”としてもちろん安全衛生健康管理にはかかわっていますが、全国産業安
全衛生大会に参加するほどのかかわりは持っていません。

確か、切れのいい記念大会(60回、70回など)は、東京での開催になったと思いますの
で、次回80回大会の時には、久しぶりにぜひ大会参加したいと思います!
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