春ですね。
新年度に向けてばたばたとする時期。

お世話になった方が移動になってしまったり、
新しい道に進むことを決意する人がいたり。

「お世話になりました、ありがとう」と、
「はじめまして、よろしくね」のそんな季節。

星空の家もお世話になった住人を見送ったり、
新しい住人をお迎えしたりと何かと変化が多い。

立ち上げた当初から、
どうなっていくかわからないまま、
ただただ必死にやってきたけれど、
変化がある度に思うことがある。

それは、変化は進化するチャンスなんだということ。

年を重ねていくと
どうしても新しいことに挑戦することに臆病になって、
変化を素直に受け入れられないことも多い。

でも、時代が大きく変わっていく中で、
変わらずにずっといることは、正直難しい、とも最近思う。

上手に世の中を渡っていくためにも、
時には変わって行くことも必要なのかな。

そう思うと、変化を楽しんで受け止めていきたいよね。

必要以上に変わっていく必要はないけれど、
星空の家を立ち上げたときから思い続けている
『必要以上に大きくならなくてもいいから、長く続く場所をつくりたい。』
この思いだけ変わらずに持ち続けていきたいと、いつも思う。


そういえば、私がまだ、社会人になりたてだったころ、
とてもお世話になった先輩が言っていた。

その方はお父さんが会社興していて、
将来、2代目としてその会社を継ぐことを見越して、
日々仕事をされていた。

ずっと、会社を継ぐことには興味がなくて、
まったく違う仕事をしていたけれど、
ある日、物事の見方がぐるっと変わって
会社を継ぐ決意をされたそう。

その方とお話をしていたときに、言っていた印象的なこと。

「会社を大きくもしたいけれど、それ以上に100年続く会社にしたい」と。

当時はその意味がよくわからなかったけれど、今ならばよくわかる。


『100年続く会社にする』。

すごく難しくて大変だけど、
私も、星空の家がずっとシェアハウスとして長く続いてくれたら、
こんなにうれしいことはないと思う。