私がいすみ市と出会ったのは、1年前でした。
鉄道の旅が好きな私は、
廃線ぎりぎりのローカル線「いすみ鉄道」の存在を知り、
その電車が走っている街としていすみ市を知りました。
いすみ市は2005年にできたまだ若い街です。
でも、私は千葉で生まれ、22年間も住んでいたのに
いすみ市(当時は町でしたが)はおろか、いすみ鉄道の存在すら知りませんでした。
「灯台下暗し」とはこういうことですね。
遠いけれど、せっかくだし、と、現地を目指しました。
車で行けば実家から近いいすみ市ですが、
川崎に住んでいる私にとってはとっても遠い。
約3時間ほど電車に揺られようやく到着。
「なにもない、がある場所」と聞いていましたが、
もちろん、それは観光地として”なにもない”ということで、
私にしてみれば、目の前に広がるのどかな風景があるじゃないか、と
それだけで十分でした。
何かに追われる感覚もなく、
ゆっくりと時がながれていく空間がそこにはありました。
なんだかほっとしたことを今でも覚えています。
その日を境に、いすみに興味を持ち、いろいろと調べるようになりました。
当時ぼんやりとしかもっていなかった
”いなか暮らし”の夢を叶える方法が見つかるんじゃないかと、期待して。
まだ移住前なので、実際のところはわかりませんが、
今まで調べた限りでは、私の期待を裏切るものはありませんでした。
移住後にはリアルな住民の声として、ちゃんとお伝えしていこうと思っています。
おたのしみに。