あれはある日曜日。
職場のボスからカカオで・・・
「〇〇さんが感染者になりました。外出せずに自宅待機するように。」と。
マジか・・・現実にこんなことが起きるなんて・・・
感染者になるって宝くじに当たるぐらいの確率らしいのに、身近に迫っているんだなと。
明日は会社行かなくてラッキーという気持ちがないわけではなく・・・
会社で感染者出て会社閉鎖にならないかな~なんて思ってたけど、
感染者が身近に発生するということは、それはそれは悲惨なものでした・・・
隔離1日目
ボスたちとひたすらカカオで会議。
火曜日まで会社閉鎖になり、とにかく状況把握のためドタバタだった。
隔離2日目
うちの区の保健所に連絡すると、症状がないと検査ができないというので、
家から近いPCR検査ができる病院(選別診療所/선별진료소)へ朝イチで向かう。
家から近い病院は早く行けば予約なしでできるとのこと。
PCR検査を受ける人専用の受付で、どうして検査を受けたいのか問診票に記入。
病院の駐車場に設けられた仮設の検査場所へ・・・
何人も待っている人がいたので、10分ぐらい待って、検査へ・・・
若いお医者さんと思われる男性に感染者の具体的な情報を伝え、
いざ検査。
鼻の奥まで細い棒を入れられ、グリグリ。痛い!でも、我慢。
喉を見せ、ピッと棒を入れられ、終了。
お会計は21,000ウォン
10万ウォン以上かかるよと言われていたが、感染者情報を伝えたのが功を奏したのかな?
帰宅し、またチャット会議。
ずっと1日中パソコンの前にいた。
結局、会社に国の機関である疾病管理本部(疾本/질본)の調査が入り、
私は疾本管理下の自宅隔離対象者(자가격리대상자)に認定されてしまった。
この対象者になってしまうと、保健所の許可なしでは、家から外へ一歩も出られず、
出てしまったら、1000万ウォンの罰金に摘発、外国人においては強制退去というかなりの
ペナルティが課される。マジか~犯罪者レベルだな~
この日の夜には結果がムンチャで来て、無事、陰性だった。
ホント、韓国の対応の早さにはびっくり!
隔離3日目
今日まで会社は閉鎖。
自宅隔離対象者に認定されたため、2週間近く、どうやって自宅で業務を進めるかの
会議を1日中行う・・・。
隔離4日目
午前:パソコンを情報処理課の人に遠隔操作してもらい、業務ができるようにセッティングしてもらう。
午後:私の担当公務員から電話で連絡が来る。1対1のマッチングで担当が決まるよう。
私はその担当の方、保健所の人だと思っていたら、応援の区の職員だった・・・。
なので、その方のする仕事はただの連絡係という~。
2週間いろいろ質問攻めにしたり、検査受けたいと言ったり困らせました

声がとてもやさしくて親切な方でした。
で、自宅隔離対象者のアプリを入れて体調を記入してくださいとのこと。
このアプリがとっても厄介で~
自宅隔離対象者に課されるミッションは・・・
①毎日2回体温と体調チェック。
②GPSで自宅の位置になっているか。
これに気を付けないと、本当に大変なことに~
体調チェックで喉が痛いとチェックしただけでも電話が来て、再検査になるし。
iPhoneのアプリはどうやら調子が悪いらしく・・・
私は家にいるのに、GPSが勝手に離脱していて、「今どこですか?家ですか?」と電話が来ました。アプリが勝手に落ちていることが多く・・・担当さんにかなり迷惑をかけましたね・・・。
隔離5日目
午前:担当さんから連絡。
「遅くなりましたが、衛生キット、お届けします。食料品は現物がいいですか?現金10万ウォンがいいですか?」と。悩んだ結果、現金を選択。数日後、口座に振り込まれていた。
午後:自宅のドアをコンコン叩かれ、衛生キットが届く。
どんな人が届けに来たのかわからず・・・
うちの区のキットはこんな感じ↓
お知らせ(隔離通知書等)、消毒ジェル、消毒スプレー、マスク、紙の体温計、ゴミ袋。
他の地域のキットをいろいろ見せてもらったけど、ま、普通かちょっとしょぼいぐらい。
なぜなら、紙の体温計なのでね~同僚で電子体温計の人が何人かいて、羨ましかった。
オレンジ色のゴミ袋は医療廃棄物用のゴミ袋~怖くて捨てられない・・・
食料を支給してもらった人は、ラーメン、缶詰などなどいろいろもらっていた。
隔離6日目~12日目
盆正月、結婚式、葬式が一度に来たようなアホみたいな忙しさ・・・
とにかく自宅で業務に追われる日々。家で仕事ができてしまうと、
エンドレスで仕事をしてしまうワーカホリックな私。全然休めない。
気分転換に家から出られず、自宅が職場で監獄になっていた。

隔離13日目
「出社条件は陰性の結果が出ること」と言われたため、喉が痛いし、熱っぽいので、
再検査を受けさせてもらえるよう、保健所に誘導。
そんな中、区の職員のアポなし訪問!
あると聞いていたが、本当に来た!
職員 「ドア開けないで!ちゃんと隔離してますよね?症状は?」
私 「喉が痛いです、熱があります~でも、まだ検査の予約取れてません・・・」
職員 「じゃ、すぐに保健所に連絡しますね!」
と、確認して帰っていき、やっと保健所から連絡が来て、明日の朝、再検査になった。
隔離14日目
再検査の日。
2週間ぶりの外出は変な感じ、人が歩いてる~おぉ~とちょっとテンション上がる。
朝9時に予約を入れてもらい、区の保健所の選別診療所へ
区の保健所は無料。
なのに、予約なしの学生ばかり検査に来ていて、なぜ自宅隔離対象者で
症状がある私がスムーズに検査ができなかったのか疑問&怒り!

今回の検査は痛かった~特に喉。
喉の奥をグリグリされて、むせた。
この日、会社で二次感染者が出てしまい、私の結果はどうなのか心配で眠れなかった。
隔離15日目
朝から再検査の結果待ち。
入試の合格発表よりも緊張する・・・。
なぜなら、陽性だったら、多くの人に迷惑をかけるから・・・。
入試の不合格なら、自分だけ落ち込めばいいだけ、検査結果はものすごいストレス。
ピン
とムンチャが来た。

自宅隔離解除になりました。と保健所から連絡。
オイオイ~!陰性の連絡なしに、隔離解除っていいの??
うちの区の保健所、アホすぎて、本当にムカつく!
隔離解除1日目
まだ保健所から検査結果来ず。
隔離解除2日目
月曜日に問い合わせたら、隔離解除=陰性という意味で通知したと。
はぁ?↑のメッセージのどこに陰性って書いてあるの?わかるか?
ちゃんと教えろ!!!と思いました。
間に入っていた担当さんも知らなかったそうで~保健所忙しいのわかるけど、
ちゃんと連絡してくれ~と思いました。私が一番嫌いなのは仕事ができない人。
ホント2週間、区の保健所の雑な扱いに振り回されました。
ということで、やっと解除&解放!
まだ在宅勤務は続きますが、コロナに罹らないようにできるだけ家で過ごそうと思います!
長文、読んでくださった方、ありがとうございました!