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ありがとうございますおやすみ


ましろです…!



忘れないうちに、

家を出た日からの毎日を

記録していこうと思います。




家出決行の日。


私は眠れなくて、

先にベッドを抜け出し

朝からそわそわ。



こんな日に限って、

なかなか起きない旦那さん。



「もしかして在宅勤務!?」

とドキドキしながら

過ごすこと数時間。


やっと旦那さん出勤。




出発の時間まで

残り1時間しかなかったので、

慌てて最後の荷物をまとめる私。


いつもは見えるところに

置いている化粧品も、

全部クローゼットにしまう。




そして、

なんとかスーツケース2つに

まとめた荷物を

1階まで階段で降ろす。



私の荷物を持ってくれる人は

もういない。


自分でなんとかしなくちゃ。


「これが1人になるってことなんだな」

と、痛いほど実感した。




最後の荷物を持って、

いよいよ家を出る。


オートロックの家の鍵は

持っていかない。


そっとテーブルに置く。



最後まで「離婚したい」と

切り出せなかった。


手紙もどうせ

読んでもらえないだろうから、

置き手紙もしない。



旦那さんに買ってもらった

テディベアに、


「今までありがとう。

 元気でね。」

と、最後に語りかける。




全部を持っていくことはできなくて、

何も悪くないのに残される

モノたちには

申し訳ない気持ちでいっぱい…。



1年ちょっと住んだ家を

ぐるっと見回して、

緊張した手で扉を閉めた。





もう後戻りはできないーー。





でこぼこのアスファルトの上を

必死でスーツケースを転がす。


私はもう二度と

この敷地にすら入れない。


忘れたくないのに

写真を撮る余裕もないくらい、

とても暑い日だった。




最初の計画では

電車で移動するつもりだったけど、

とてもじゃないけど無理そうな

荷物の量になってしまったので、

タクシーを呼ぶ。


初めて使うアプリ。

でも全然1人でなんとかなる。



そして無事、

予約していたホテルに到着。


チェックイン済ませて、

荷物を置いて、

帰国のためのPCR検査をしに

近くの病院へ。



事前に予約をしていたので、

お支払いだけして

スムーズに検査に進む。



「Sorry, a little bit uncomfortable…」


と言われて、

これまでずっとuncomfortableな

毎日を送ってきた私は、

ちょっと泣きそうになった。




今日やるべきことを全部終えても

まだ16時。


恐ろしくスムーズにことが運ぶ。




正直、旦那さんと一緒の方が

時間もかかるし、手間もかかる。


思い通りのタイミングで動けなくて

小さなストレスが溜まる。



荷物はすっごく重いけど、

よっぽど身軽だなと感じてしまった。





旦那さんが帰宅する時間になっても

連絡は来ない。



誰かの家に泊まりに行ったと

思ってるのかな?


空っぽの家を見て

何を感じたんだろう?



いろいろ思うことはあったけど、

それを私が知る日は来ないでしょう。


でも、それでいい。




明日の出国に向けて、

1人広いベッドで眠る。


ついつい端っこに寄っちゃうのは

いつもの癖かな?




明日もどうか、

うまくいきますように…。