先週、私の祖母が亡くなりました。





御年94歳。


いつも明るく元気な祖母でした。




私は祖母に育てられたも同然で


自他ともに認める『おばぁちゃん子』でした。




学校に行く前は、髪を結ってもらい


自分の部屋があったにも関わらず


小学生の頃は祖母の部屋で布団を並べて寝ていました。




中学の頃、塾から帰宅する私を


「暗くて心配だから」と、歩道に椅子を持ち出して家の前で私の帰宅を待つ祖母。




私や弟のためにと、ちょっと無理をして洋風の食べ物を作ってみたり。




それから四季折々の行事をとても大切にする祖母は


お月見の日は必ずけんちん汁に秋刀魚の塩焼き、冬至には南瓜を炊いて・・・


菖蒲湯やゆず湯、季節の楽しみを当り前のように暮らしの中に取り入れていました。




私も、子供にはそんな風に日本の行事を伝えていきたいと思っていたけど


なかなか祖母のようには出来ませんでした。




足腰が弱くなり、車椅子に乗るようになり、


ここ数年はホームで暮らしていた祖母。




私も埼玉での生活が忙しくなり、またそれを理由になかなか思うように


会いに行くことが出来ず


最後に面会したのは、確か夏の終わりの頃でした。




先週。


「重篤だ」と知ってから


亡くなったと聞かされるまで


たった2時間。




心の整理がつきませんでした。




昨日は告別式。


しっかりとお別れをしてきたつもりでしたが




じつは


今でもまだ


完全に祖母の死を受け入れられていないかも知れません。




離れて暮らしていると、また帰省すれば


いつもの優しく可愛い笑顔で「ずいぶん遠くから来たんだね~」と


迎えてくれるような気がして。








離婚カウンセラーの徒然日記









おばぁちゃん。


今までほんとうにありがとう。