千田が行っている2002年から行っている臨床家対象の認知行動療法セミナーを受講された鍼灸師の方からの患者さんの紹介が増えてきている。(医師や公認心理師、看護士などの専門職の方に比べ、セミナーに参加される鍼灸師の方はまだまだ少ないですが)
認知行動療法セミナーは鍼灸師の方だけを対象としているわけではなく、医師、公認心理師、看護師、作業療法士、教諭、またはそれらの専門職を目指している大学院生など様々な専門職の方に参加いただいているセミナーです。
紹介患者さんがどうして増えているのか。
一番は、鍼灸治療だけで治療できる症状や状態かまたは、認知行動療法などの心理療法を併用しないといけなかったり、そもそも鍼灸治療では無理があったり必要ない場合などの判断ができて尚且つ、紹介先の人物(千田)も知っているからであろうと思っております。
ただ、鍼灸師の方々は、本当はご自分でも認知行動療法を用いたいとは思っておられるとは思いますが、そこまでの自信がまだない。だから、千田に紹介する。
千田が毎月一回ペースで行っている横浜認知行動療法研究会などにも参加されて勉強なさっている鍼灸師の方もおられます。
では、どのような症状の方が紹介されるのか。
ストレスが関係している疾患・症状をお持ちの方、自律神経失調症と言われた方、自律神経に関係する問題をお持ちの方、うつ病、パニック障害、症状ではないが対人関係で悩んでいる方(症状は自律神経症状)、月経前不快気分障害(PMDD)・月経前症候群(PMS)、慢性疲労、その他にも様々な問題をお持ちの方をご紹介いただいております。
ただ、これらの問題や疾患は鍼灸治療だけでも問題が解決する場合と先ほども書いたように、認知行動療法を併用したほうがいい場合、認知行動療法のみで行った方がいい場合がございます。この判断を鍼灸師の方が行えているということです。
もちろん、リスタでも判断をさせていただいております。
例えば、うつ病の方で鍼治療を希望されてこられたのですが、明らかに認知(物事のとらえ方)に問題があるために、当初は鍼治療を受けたいという希望だったので、鍼治療と認知行動療法を併用する形で行いましたが、4回目からその方も認知行動療法だけでよいということになり10回で終了となりました。(この方の場合は、ご本人が鍼治療を受けも効果がそれほど感じられなかった)
街中にある鍼灸治療院で鍼灸治療を受けられている方へ
ストレスが関係している問題や自律神経の症状で悩んでいる方、心身症やうつ病などで困られている方で、街中にある鍼灸治療院で鍼灸治療を受けられている方は、受けはじめて2カ月以上たつのに効果がいまいちの場合は、認知行動療法などの心理療法も取り入れてみるのがいいと思います。
鍼灸治療単独では効果が出ない問題で困られているのかもしれません。
また、クリニックなどに通院している方は、主治医に相談をされてみてはいかがでしょうか。
千田 恵吾