今まさにストレスを抱えて鍼灸治療を受けようと思っている方へ

 

 

ストレスに対する身体のそれぞれの反応と症状

 

 

 

 

心身医学や現在医学的鍼灸治療では4つの視点から症状を考え、最善の治療方法の選択を行っております。

 

身体化
脳内で自律神経-内分泌-免疫がネットワークでつながっていますが、ストレッサーによってバランスが崩れ、自律神経失調症、不定愁訴などの様々な身体の症状、肩こりや腰痛、生理不順などが起こる。
 
認 知
様々な外の状況や自分自身についてや身体症状などに対して、常にわれわれは考えているのですが、ストレッサーによって、仕事や対人関係、自分自身に対してのネガティブな考えやマイナスな考え方に偏ってしまうことがたびたびあります。
 
行 動
普段は起床時間にすっきりと起きて、出社準備し会社では普段どおりに仕事をこなせていますが、ストレッサーによって、朝起きるのが辛くて遅くなったり、自分のペースで仕事をこなせなくなったり、仕事の作業効率や集中力の低下、眠れない、作業・仕事動作が遅くなったりします。
 
気 分
憂うつ、不安、悲しさ、時に怒りなどのマイナスな気分
 

 

 

私たちは、様々なストレッサー(一般的には「ストレス」といわれている)に対して『身体化-認知-行動-気分』のネットワークを通じて反応をしております。
例えば、

仕事量が多くて残業が続いている場合などでは、

身体化』- 疲労、眼精疲労、腰痛、自律神経は交感神経が高まっている。

認 知』- 「いつままで続くのかな」「もうやりたくないな」など、

行 動』- 作業効率の低下、

気 分』- 憂うつになってしまいます。


次に治療・施術について、ネットワークを通じて、身体化-認知-行動-気分にそれぞれ反応(症状)が出るのですが、

主に「身体化」が問題になっている場合は、例えば、首や肩の凝り、自律神経失調症や不定愁訴、眼精疲労、長時間労働からの疲労などは、はり治療と筋弛緩法などのリラクゼーション・トレーニングを行えばよくなります。

 

ただし、症状に「認知」の問題も大きく関わっている場合は、はり治療だけではよくなりません。
認知を修正することが必要になります。

(認知を修正する方法として認知行動療法が代表的な方法です)
 

 

少し話は変わりますが、重要な心療鍼灸という考え
『心療内科』が心理療法内科の意味であるように『心療鍼灸』は心理療法鍼灸という意味で用いております。
心療鍼灸では以下の考えを基に治療を行っております。

うつ病などのストレス疾患や自律神経関連疾患、不妊症の治療を受けられている方

 などに自律神経系や血流改善、神経伝達物質の改善などを目的にはり治療を行って

 おります。
はり治療だけでは問題が解決しないような心身の問題に対して、はり治療と認知行

 動療法を併用する方法(心療鍼灸)を行っております。
それ以外の身体や心の問題解決に向けても、はり治療単独または、認知行動療法と

 の併用など、ご一緒に相談をしながらより良い治療方法を選択して行っておりま

 す。



今、あなたの症状で問題の割合はどうでしょうか。

認知-行動-身体症状、それぞれの影響の強さから治療・施術方法が決定されます。それぞれの□(四角)の長さが症状への影響の強さやその部分が主の問題となっていることを表しております。

 

例えば、

慢性痛(慢性腰痛)などの場合、はり治療単独ではよくならないことが証明されています。この場合、下記の 3、または 4、の治療選択となります。

認知行動療法は、慢性痛(慢性腰痛)に関するエビデンス(有効性が確認されている)があります。

 


1、身体症状が主の場合(はり治療とセルフケア)

認知 行動 身体症状

 

 

2、身体症状と運動不足の場合(はり治療とセルフケア)

認知 行動 身体症状

 


3、身体症状もあるが、ネガティブに考える傾向が強い場合

(はり治療と認知行動療法の併用又は認知行動療法単独)

認知 行動 身体症状

 


4、認知(物事の捉え方や考え方)問題が主になっている場合(認知行動療法)

認知 行動 身体症状

 

 

うつ病の方や自律神経失調症、心身症、その他の疾患でお薬を1年以上にわたって飲んでいるが、よくならない方なども認知の問題が大きく関わっている場合が多々あります。

なので、選択は上記の 3、 または 4、 となります。

 

 

あなたが困っている「ストレスの問題」や「自律神経のバランスの乱れ」「慢性痛の問題」などでどこに相談、治療に行けばいいのかなどの判断材料していただければ何よりです。

 

 

リスタ・カウンセリング・ルーム

千田 恵吾