自律神経の状態を客観的に把握する
心拍変動解析による自律神経ストレス耐性の評価
リスタでは、鍼治療に来られた高校生から大人の方で自律神経検査を希望された方に無料で検査を行っております。
検査で視覚化することで客観的に自分の自律神経の状態を知ることができます。
また、鍼治療を数回行った後に再検査を行って実際に変化しているかの確認にも用いております。
写真の右側のパソコンが自律神経の状態を示しており、左の計器は血圧と酸素飽和度を調べるものです。
検査は5分間で、まず座った状態で2分間、その後、起立した状態で2分間、最後は座って1分間で状態を診ていきます。
以下の図はプリントアウトしてお渡ししている検査結果の例です。
この方は自律神経型が安静時健常型/健常型となっており、安静時も立位という体位変換時も自律神経が正常に働いていることを表しております。
真ん中あたりにある人影の図は左が座っている状態の自律神経の状態で黄色が交感神経、緑が副交感神経の活動状態です。次の立ち上がった時には交感神経が正常に働いているのがわかると思います。
これは、勉強会のメンバーの鍼灸師のものです。
本人もいたって健康と言っておりました。
この方は自律神経型が安静時交感神経緊張/交感神経反応過剰かつ上昇型となっており、交感神経の緊張がいつも過剰になっていることを表しております。
真ん中あたりにある人影の図が、先ほどの方に比べて左の座っている状態の黄色の交感神経活動が高いのがわかると思います。次の立ち上がった時にも交感神経が過剰(▲で表す)に反応しているのがわかると思います。
この方は強い疲労感と睡眠障害で受診されていました。
12回の鍼治療で解決しましたが、その後は月1回ペースでコンディショニングのために鍼治療を続けております。
仕事でストレスが続いているときに本人の希望で検査するとやはり交感神経の緊張が見て取れたりします。
最後の方は自律神経型が安静時健常型/交感神経無反応型となっており、先の2つと違って、真ん中あたりにある人影の図で立ち上がった時に黄色の交感神経が反応していないのがわかると思います。
この方は憂鬱な状態と無気力感で受診されていました。
精神科に通院中の方でした。
この検査ではうつ病を診断することはできませんが、うつ病の方は自律神経の反応が少ないのが特徴です。
また、この方は鍼治療単独ではむつかしいので、認知行動療法を併用して16回行いました。
これ以外にも自律神経失調症の方や不定愁訴(人によって身体のどこに症状が出るかはわかりません)、何らかのストレスを受けられている方、胃痛・胃炎などの消化器系の心身症、不妊治療中の身体のサポートとして鍼治療を受けに来られた方、パニック障害、その他にも冷えや腰痛・肩こりなどの慢性痛の方など、まだまだございますがあげるときりがないのでこの辺でやめておきますが、これらの症状も自律神経の影響を受けることがわかっております。
このように自分の自律神経の状態を知ることが問題解決の一歩になるのではないかと考えて、鍼灸師プラス公認心理師として検査プラス施術と相談を日々行っております。
新横浜の鍼灸治療室
千田 恵吾



