職員は大包囲戦中も、献身的に動物達を救った!

 

今日、母の日ですが

サンクト・ペテルブルクの

文化委員会からは

喜ばしいニュースがありました。

 

レニングラード動物園で

日本猿のカップルに

赤ちゃん(男の子)が生まれました!

 

お父さんとお母さんは

ミアとキョウトのカップルで

3人いや三頭目の子供です。

 

今は母乳だけを食べて、

ご機嫌なそうです。

 

伝統的に、動物園では

しばらく後に特徴が出来てから

スタッフが赤ちゃんに

日本の名前を付けるそうです。

 

尚、ミアとキョウトは

2015年に日本の動物園

「日本平」からサンクト・

ペテルブルクにやってきました。

 

 

SMSでは、

”もう今日観て来たわ!

パパに似ている、

そうだ、そっくり!

おめでとう!”ブルーハーツ

 

などという声が相次いで

寄せられています。

 

ロシアの方って何故か

日本サルが好きですよね?

 

私もモスクワから

ロシア語の先生の孫の

可愛らしいお嬢さん達を

上野の動物園に案内したことが

あるのですが、彼らは

パンダなどには目もくれず

 

日本猿の前に張り付きました!

もう興奮、熱狂で大変!

狂喜していました。

大きな動物なんて

まるで興味なし

 

猿、猿、猿です!

お風呂に入るところなんか

見た日には、歓声を

上げるでしょうね?

 

チェブラーシカに似ている

せいかしら?

解りませんが、嬉しい話ですね。

 

でも京都ってお🐵さんに

付ける名前じゃないのですが...

ミアはともかく

(私のハンドルネーム(;'∀')

 

むむむ、ロシア人からすると

お🐵さんの名前なのかな?

 

先日9日の戦勝記念日には

同動物園でも祝われました。

 

 

100万人もの市民たちが

餓死したとされる、あの

”レニングラード包囲戦”中も

動物園のスタッフたちは

献身的に動物を守りぬきました。

 

こちらはそうした職員の方々の

英雄的な行為に捧げられた

記念碑です。

 

”1944~1994年の

レニングラード動物園の

職員達、包囲戦中の

勇敢な英雄達へ

 

昼夜を問わず勇気を持って

動物たちを救い、比類ない

動物センターを残した”

 

とあります。

 

上野動物園にある哀しい碑とは

大違いですね。

 

戦時猛獣殺処分です↓

 

 

「動物よ安らかに」という碑

広島の”あの碑”と同じでは

ありませんか?

 

理由もなければ、反省もない

歴史もなければ、展望もない

 

誰が何を、何のために

誓っているのか?

祈願しているのかも

わからない...

 

日本人とロシア人の相違

ここに良く表れていると

私には思えます。

 

最近、日本人とロシア人が、

似ている、という方も多いですが

伊藤貫氏、及川幸久氏など

日本人とロシア人は精神を

大切にしていてそこが

西側とは違う!等

 

表面的な現れ方はそうかも

しれませんが、

(ちょっと見、打ち気とか

静か、など)

 

でも私には人としての

「根本」が大きく違う

思われてなりません。

 

それがレニングラード動物園の

職員たちに捧げられた碑と

上野の動物慰霊碑にも

良く顕れているのでは

ないでしょうか?

 

 

命をかけて包囲戦の中

動物を守ったロシアの職員達と

殺処分した日本人の精神の

どこが似ている?!

言えるのでしょうか?!

 

 

包囲戦中のカバ君

 

 

包囲戦下でも、レニングラードでは

動物園も、エルミタージュ美術館も、

そしてレニングラード・

フィルハーモニーでも、懸命な

活動が続けられていました。

 

 

この男の子、ちょっと

プーチン大統領に似て

いませんか?

 

そして戦勝記念日には

動物園では次のような

プログラムが開催されています

興味深かったので

ここに、書き写してみますね

 


”5月9日は、国全体にとっても

動物園にとっても特別な日です。

 

大祖国戦争と包囲戦の間、

レニングラード動物園の職員は、

最も困難な労働条件にもかかわらず、

動物の世話を続けました。

 

革命前の印象的な門 1890年

 

🌹飢えと寒さから彼らを救うため、

献身した、彼らのおかげで、

多くのペットがその恐ろしい時代を

生き延びることができ、

終戦後もレニングラードの住民や

お客さん達を喜ばせ続けました。

そんな英雄たちを偲んで、

私たちの展覧会

「包囲戦中の動物園」では、

大祖国戦争中の

動物園職員の生活を知り、

 

当時のアーカイブ写真を見て、

現在の職員達に何でも

質問することができます。

 

また、知識をテストしたい場合は

ルート・クエストゲームに

参加することをお勧めします。

ヤマアラシの羽根ペンで

書いたことがありますか?

この技は、

インタラクティブなプログラム

「動物園のミリタリー・アルバム」

で学ぶことができます。

 

更に、包囲戦中の素晴らしいカバ

お食事の量を計算したり、

動物園のスタッフが、

靴下を編む糸を作るために、

どのような羊毛を使用したか

調べたりすることもできます。

 

マスタークラスでは、子どもたちは

包囲戦中の動物園アルバムを作り、

持ち帰ることができます。”

 

入園料

(大人600ルーブル、

学生、年金者300

7~18才、200,

7才以下、無料)

以外には参加費は無料です。

 

ご家族皆さんで是非

いらしてください!”

 

とありました。

 

こういう事柄を見ておりますと

やはりロシアって凄いな、と

思わせられます...

 

子供達が楽しみながら

ちゃんと歴史も振り返れるように

なっています。

 

レニングラード動物園

是非一度訪問してみたいですね?

 

そしてサンクト・ペテルブルクに

行かれたら、是非、

包囲戦のことも忘れず、

スタッフに質問すれば、

感激して詳細に話して

くれるに違いありません。

 

”やはり日本人は違う!”と

 

実は違わないのですが、でも

そう思われている内に

トルストイではないですが

 

”光あるうちに、光の中を進め”

好意あるうちに、好意の中を

進んでほしい、日本ですね

 

 

幼い日には、おそらく

プーチン大統領も

ご両親やお友達と、一度は

訪れられただろう

レニングラード動物園について

 

今日は母の日ですが

少し書いてみました。

因みにロシアの母の日は

11月です。

 

ここまでお読み下さり

有難うございました。

 

皆様にも佳き母の日と

なりますようにピンク薔薇

 

そして全てのお母様方に

尊敬と感謝を捧げます!