貴方はどのパラダイムを？
伊藤貫氏、youtube始められたようです。
いつも拝見しているミミカムさんの
ブロクで拝見致しました。
ミミカムさん、
有難うございました<(_ _)>
まず伊藤さんがこの
セミナーを始める５つの理由とは？
まず第一には
伊藤さんは懸念されたそうです
日本のマスコミの
国際政治に関する解説のレベルが
余りshallow minded
浅薄な解説をしているため、
日本人の外交感覚が、
国政政治の変化をきちんと
理解していないのではないか？
そのためにはYoutubeで
より正しい、的確な
国際政治の見方を
世間に広める必要が
あるのではないか？
今の日本のTV、新聞雑誌で
国際政治の評論をしている
ジャーナリスト、評論家、
大学教授達は、今の米が
どういうことをやっていて
そのため国政政治がどのように
変化していって、それに
日本が全く適応できていない
ということ、
現在の自民、外務、防衛省のように、
単に米軍に従属、
その下部組織になれば
ずっと守って貰えるという
考え方は、大変浅薄で危険である
今日の最後で何故
米は中国や北朝鮮やロシアと
日本を守るために
本気で戦うつもりがないのかを
説明するので
今日の最後まで聴いて頂ければ
岸田政権、外務省、防衛省の
考えが間違えであることを
理解して頂けるだろう
より深い見方をして頂きたい
そして物の考え方について
伊藤さんの考えでは
階層というものがある
浅い考え方から深い考え方まで
物を考えるには
３つのレベルがある
この三つのレベルをきちんと
意識しないと、まともな
結論が出てこない
論理的な一貫性をもつ
長持ちする議論ができない
要するに事情が変われば
自分の議論も変わる人が
物凄く多い
（日本だけではなく
世界中そうだ）
目先の事情が変われば
自分の議論も変える
こういう人達は３つの
レベルの分けて考えていないため
そういうことになってしまう
この３つのレベル＝３つのP
Philosophical（哲学的）レベル
Paradigm（パラダイム）・レベル
Policy（ポリシー）・レベル
の議論が出来るように
なって欲しい、
ということですが
毎回わからなくなってしまうのが
パラダイムという言葉です
パラダイムとは何でしょうか？
日本語大辞典によれば
米の科学史Ｔ・クーンが1962年に
提唱した概念で、
ある時代に支配的なものの見方、
考え方のこと。
パラダイム理論とは、
科学理論を人間の知的活動の
産物と見なす考え方。
これによると、例えば、
地動説と天動説は共に、
それぞれ異なった時代に
属するパラダイムであって、
いずれか一方が
真であるわけではない、
ということになる。
ある時代に支配的な
物の見方、簡単にいってしまうと
学派の違い、
つまりどの学派のパラダイムを
使うか？
伊藤貫さんのお話ですと
自分がどのパラダイムを
使っているか、それを
明確にしないといけない
そうでないときちんとした
責任ある議論はできない
伊藤さんのそれは
国際政治学の
バランス・オブ・パワーを
重視するレアリスト楽派
では自分の考え方が
何らかのパラダイムに
当て嵌まらなかったら
どうなるのでしょうか？
パラダイムを持ちだすのは
学者の専売特許のように
思えてしまうのですが...
パラダイムに裏付けられて
いないと、それはちゃんとした
考えではないのでしょうか？
良く学会発表などで
「専攻研究があるかどうか
調べてから取り掛かる、
（あればやっても大丈夫）」
などと聞きますが、
ではパラダイムや先行した
考えに自分の考えが
当て嵌まらなかったら
どうなのでしょうか？
それは意味がないのでしょうか？
他人の畑をさらってからでないと
自分の畑を耕せない
ということなのかしら？
では哲学的レベルの議論とは
どういう議論なのでしょうか？
伊藤さん、核戦略の話になると
目がより目になって
おられませんか？
そういう時のお顔は
C.S.ルイスのナルニア国物語
第１巻「魔術師の甥」に
出てくる、魔術師の
アンドルーおじ、にそっくりかも！
尚、伊藤さんのセミナーの
ターゲット視聴者は
40乃至50才以下の若い方
だそうです。
私はポリシー・レベルどころか
それ以前の
エモーショナル・レベルに
留まってしまっております
(;'∀')💦
まだ伊藤貫セミナーの
３つのPレベルまでも
届きません！
しかしそれでも
バランス・オブ・パワー
には賛成ですが
日本の核武装には
レアリスト学派からしても
反対です。日本と日本人を
歴史的にリアルにみて
戦略核を維持する能力が
あるとは到底思えません！
持ったら最後、
ご宗家の言いなりで
喜んで撃って破滅でしょう。
現に核保有国であるフランスは
どうでしょうか？
どこかの言いなりでは？
また伊藤貫さんは、
ロシアのカラガーノフ氏を
買っておられるようですが
昨年のヴァルダイ会議にて
プーチン大統領は
非常に丁重にでしたが、
現在のロシアの状況で
核戦略を変える必要性を、
自分はまだ見てない、と
答えられておりました。
既存のパラダイムにのる、
引用するだけではなく
自国を歴史的に冷静に
みつめて、頭をひねり
新たなパラダイムを
生み出さなばならない
のではないでしょうか？
核武装をすれば
自主独立ができるのでしょうか？
逆に言うと、自主独立は
核武装をしていなから
できないのでしょうか？
それに核に対する倫理を
日本が持ち出すのは
間違いではないのでは
ないでしょうか？
伊藤貫さんとは
意見が異なってしまいますが
核以外の道を見出すのが
日本に課せられた
歴史的、且つ人間的な
使命なのではないか？
という気が、私には
以前からしているのですが...