引き続き、木村三浩氏

今度は西田昌司氏との

対談です。

 

Vol.1~4までですが

第一回は北方領土

 

こちらは木村氏と

西田昌司氏の対談ですが

 

アメリカの軍事支援を受け、

北方領土はソ連に占領された」

 

「プロジェクト・フラ作戦」

について語られております。

 

 

 

この事実を報道しない日本

やはり米の報道統制は

凄いものがありますね?

 

最初に他国への攻撃を

準備するのは、いつもいつも

あの国でした。

 

その「プロジェクト・フラ作戦」

について、木村氏は参考に

以下本を挙げて下さったおります

 

古代有希子氏、

日本大学国際関係学部
国際教養学科教授

 

「1945年ー予定された敗戦」

人文書院 2015年

人文書院のHPでのご紹介:

 

序 章 「ユーラシア太平洋戦争」と日本

第1章 アメリカより身近な隣国―

戦前日本のソ連認識


ユートピアの夢
希望の国、ソ連
ソ連との同盟
アジアの一員としてのロシア人
日本社会のアメリカ人
日本社会のロシア人
大東亜共栄圏とロシア人

第2章 毛沢東の魅力?―

日本の中国評価


中国共産党研究
日本軍による評価
モスクワと延安の不協和音
延安承認へ

第3章 「半島」の後継者は誰か―

日本の朝鮮観察


朝鮮独立運動と共産主義
朝鮮をめぐる米ソ中の思惑―一九四四年

第4章 終戦への方途―

米ソ不仲への注目ソ連との外交ゲーム


「和平打診者」とアメリカ
モスクワとワシントンの不協和音

第5章 対米戦の終結方法―

北上する米軍、南下するソ連軍


実現不可能な二正面作戦
終戦の始まりとしての朝鮮作戦

第6章 日本の降伏と植民地帝国の崩壊
「黙殺」から降伏へ―最後の二〇日間
ソ連の参戦とアメリカの原爆投下
大日本帝国の崩壊

第7章 消えた「戦争と終戦」の

記憶について


日本人が見た戦争の終結とその後
「日本の戦争史」の変遷

終 章 「ユーラシア太平洋戦争」理解のために

 

内容説明としては

 

「ユーラシア太平洋戦争」の末期、

日本では敗戦を見込んで、

帝国崩壊後の世界情勢をめぐる

様々な分析が行われていた。

 

ソ連の対日参戦が、

中国での共産党の勝利が、

朝鮮支配をめぐる

米ソの対立が予測され、

そしてアメリカへの

降伏のタイミングが、

戦後日本の生存を左右することも

知られていた。

 

アメリカ主導の

「太平洋戦争史観」を超え、

アジアにおける日ソ戦争の

焦点化にまで

取り組んだ野心作。

 

とあります。

 

小代氏のHPに伺いましたら

原文での上記のご著作の紹介があり

以下にそのままコピー&ペースト

させて頂きました。

 

(1) Imperial Eclipse: Japan’s Strategic Thinking about Continental Asia before August 1945 (Cornell University Press, USA, 2013) [Studies of the Weatherhead East Asian Institute, Columbia University]
 

 

第二次世界大戦末期、

軍国主義に洗脳された日本は

狂信的に戦い続けようとしたが、

原爆投下によってようやく降伏した― 

というのは戦後できあがった

神話の1つにすぎない。 

 

日本政府は、ソ連が日米和平交渉を

取り持ってくれると最後まで期待し、

ソ連参戦まで降伏を

先延ばしにしてしまった、

というのも「東京裁判」が作り出した

神話の1つだ。

 

この著は、戦争末期に

日本人が抱いた世界観を掘り起こし

「終戦神話」の修正を迫る。

 

軍・政治・外交指導者や知識人たちは、

当時すでに顕著化しつつあった

アメリカとソ連の覇権争いに注目し、

大日本帝国崩壊後の中国と朝鮮に

干渉してくることを予測した。

 

そして新しい東アジア情勢の中で

「敗戦日本」はどう生き延び、

復活できるかを考えた。

 

日本は決して無策のまま

無条件降伏したわけではない。

しかし戦後冷戦構造の下

アメリカの同盟国として

再起する過程で、この

「終戦戦略」は隠蔽され、

日本人は中国の戦場を、

朝鮮の植民地を、

そしてソ連との奇妙な友好と

駆け引きを忘れていった。

 

これまで語られることがなかった

日本の終戦工作・考察を

明らかにすることで、

日本人が70年間忘れていた

記憶を呼びさまし、

新しい「日本の戦争と

植民地帝国の歴史」を描く

きっかけをこの著が提供することを

期待したい

 

 

実に興味深い内容ですね!

 
それにしても、
ご著作の内容説明だけでも
私は歴史に無知なんだなぁと
思い知らされました。
 
政府の方々にも、こういう本を
きちんと読んで勉強して外交に
臨んで頂きたいものですね?
 
やはりプーチン大統領のように
歴史的事実を良く掘り起こして
いきたいものですね?
 
西田氏、木村氏、
有難うございました。
 
週刊西田続きです

V.2.

 

V.3.

 

 

V.4.

 

 

対米自立のためには

軍備増強以外にも何か

考えられないでしょうか?

 

それは余りに安易では?

それに仏は現に核保有国

それが今、どうなっているかを

みれば、軍備を持てば良い

核を持てば良いという

ものでもないでしょう...

 

 

日本が稀有の9条を

今まで持ってきた、

ということを逆手にとって、

何か軍備以外の案

考えられないでしょうか?

 

それが原爆を落とされた

日本人の務めのような

気がするのですが

 

 

それと、西側の価値観は

日本と違って、金だけだ

というのはどうでしょうか?

現G7の指導者はそうかも

しれませんが、

 

歴史的に言えば

決してそんなことは

ない、と思います。

 

自国のファシズムに

立ち上がり、

「国家とは僕達自身のこと」

という名言を残して

銃殺された19才のジャコモ

彼を生んだイタリアの

レジスタンスの精神

 

それが、我は皇軍とか

言っていた日本に

あったでしょうか?

 

現在は堕ちても

キケロから、いや

プラトンから続く

(アラブを経由して)

西側の膨大な人々が

命をかけて守った

精神的遺産を忘れ

金だけというのは

どういうものでしょう