どんな時でも宗教・民族による差別迫害を許してはならない!

 

チェチェン共和国

ラムザン・カディロフ首長は

今回のクロッカス・シティの

事件につき、以下のような

メッセージをテレグラム

チャンネルに寄せられました。

 

「テロリストによる死者は

100人を超えてしまった。

これはまさに悲劇です。

あらためて、犠牲者のご親族や

近親者の方々に哀悼の意を捧げます、

私達は皆さんと共に

悲しんでいます。



これは大きな悲劇です。しかし、

その範囲は、一見したところよりも

はるかに広く、深いものです。

私たちはすでに敵が、

いつもと同じように

民族問題を利用して、

内部から状況を揺さぶろうと

しているのを目にしているのです。

 

ロシアはこれまでも、

そしてこれからも

多民族国家であり続けます。

 

私は個人的に、そこにこそ

ロシアの強さ、力、偉大さ

見ていますが、敵も常に、

正にロシアのその資質に対し、

好機があり次第、そこを

まっさきに攻撃しよう

してくるのです。

 

いかなる場合においても、

民族や宗教を理由とする

市民への迫害を

許してはなりません。

 

法執行機関は現在、この原則を

冷静に守っています。しかし、

国家の政策や国家安全保障からは

かけ離れた一部の偽愛国者たちが、

人々の感情をもてあそび、

ファシズム的な方法をとるよう

呼びかけるのではないかという

憂慮すべき声が上がっています。

 

私たちはすでに

ネオ・ナチズムとの

闘いに成功しており、同じく

国内の民族主義的な動きとの

闘いにおける闘いでも、

それを妨げるものは何もない

それを思い出して頂きたい。

 

ロシア連邦の鉄則の枠内では

民族浄化の扇動者たちとの対話は

短いものとなるでしょう。

 

私たちは慎重に物事を見、

客観的になり、

西側の特殊部隊の

自発的な操り人形としてではなく

市民として国家に

貢献しようではありませんか。


私たちには、強く団結した

ロシアが必要です。

皆さんには、忍耐と平和を!
そして正義が勝利しますように!

敬虔なイスラム教徒としての

心からのメッセージですね?

 

アゾフ部隊と闘った2年前から

ロシアに危機が訪れる度

カディロフ首長は毎回、

自らテレグラムにメッセージを

投稿されてきました。

 

アゾフ隊との死闘でも

プリゴージン氏の赤裸々な

ロシア正規軍への批判の時も

そしてまさかの

プリゴージン氏の乱の時も

 

常に第二の父と敬愛する

最高司令官(プーチン大統領)

の側に立ちながら、

 

敬虔なイスラム教徒として

多民族国家であっても

一つのロシア、という

プーチン政権の基盤を支える

大きな力になってきた

カディロフ首長

 

2022年の4地域ロシア統合

(復帰)の式典でも

プーチン大統領が

多民族国家ロシアの人々の

祖国への愛を、以下のように

切々と語られたとき...

 

「人々は子供や孫との

霊的なつながりを伝え、

 

あらゆる試練にも拘わらず、

ロシアへの愛を長年にわたって

懐き続けました。

 

そして、誰も私たちの中の

この感情を破壊することは

できないのです...。

 

この箇所では

当初は森に入り反ロシアとして

闘ったラムザン氏が

尊敬する父、アフマト氏と共に

ロシアと和解、プーチンロシアと

協調する路線をとって

チェチェン共和国を再建してきた

その困難な歩みを

思われたのでしょうか

 

思わず上を向いて

涙を堪える姿がカメラに

写されていましたが

 

日本ではプーチンの賛美者

(これは事実ですが)

チェチェンの独裁者と

まるで変人扱いですが

 

これまでのカディロフ首長の

ご発言を見ていますと

実に的を得た、バランスある

お考え、そして何より誠実で

真面目な人間性が感じられように

思われます。

 

ベラルーシの

ルカシェンコ大統領も

そうなのですが、

平たく言ってしまうと

 

「ああ、この方は本当に

良い人なのだなぁ...」と

誰でも思ってしまうような

そんな率直さに随所に

溢れている方に思えます。

 

しかしそういう方々は

ほぼ全員西側にかかると

「独裁者」!ということに

なってしまうのです。

 

それを鵜呑みにして

例えばカディロフ首長や

ルカシェンコ大統領のお話を

聴いて(読んで)みると

あれ?すごくまとも、

というより

率直で、良いことを仰っている

正に然りだ、このどこが

独裁者なの?

独裁は独裁かもしれませんが

納得できるお考えだと

私には思われました。

 

それにシリアのアサド大統領も

大変知的で自分の意見を

はっきり表明できる優れた

指導者だと思いましたが

西側では酷い扱いですものね?

 

逆的に、西側で評価が高い

故ゴルバチェフ大統領

メルケル首相、などのほうが

どんなものでしょう?と

思わせられます。

 

それに必ず出てくる

体調不良で死にそうな節

そういう嘘を流しておいて

訂正も謝罪もなし!とは

メディアとは本当に

薄っぺらくて恐ろしいものですね?

 

「メディアとはね、皆さん、

もうお分かりですね?

世論を誘導するための

ものなのですからね、

うふふふふ」

と厳しいことを優しく

笑いながら仰る

馬渕睦夫さんのお言葉が

思い出されます。

 

多民族・多文化のロシアは

内側から破壊できると

思われている

 

その危険性を誰よりも

十分に知る、チェチェンの

カディロフ首長の

賢いメッセージでは

ないでしょうか?