EUは価値観に合わぬ行動をとっている!

 

昨日Jbpressに投稿された

大崎巌氏の論説、

 

読んでいて、ひさしぶりに

ジャック・ボー氏のことに

触れられているのを読み、

ちょっと探してみたところ

以下の2つのインタヴューに

あたりました。

 

 

ボー氏は元スイス戦略情報部員、

東欧諸国の専門家、

国連平和活動ドクトリンの

責任者で、マイダンの

クーデター後の

NATOの活動にも

参加されてきた方です。

 

情報活動他経験豊かな

ボー氏は英米のニュース

一辺倒の日本ではなかなか

触れられない欧州人としても

視点でウクライナ紛争の

成り立ち、ロシアが

何故ウクライナに特殊軍事作戦を

するに至ったかを、明確に

説明して下さっています。

 

 

pt. 1と2.にわかれており

FAVBOXさんが和訳を

つけて下さったおりますので

宜しければ、是非!

 

私も昨日拝読しました。

何故我々(欧州)が

この紛争を政治的に

解決できないのか?

しようとしないのか?

 

何故プーチン大統領は

制裁も覚悟で実行したのか?

 

欧州の視点からみられている

意見はこの紛争の歴史的本質を

ついており、とても興味深い

ものがあります。

 

Pt. 1です

 

私にとっても一番心に

残ったのは、

欧州連合は戦の場に身を

置く存在ではないのに

その価値観を全て捨て

アメリカに従属し

自らの価値観に会わぬ行動

とっている」

というボー氏のお考えでした

 

といいますのは

第二次世界大戦の未曾有の悲劇で

二度と再び欧州を戦火に

合わせない、という強い決意が

EUの成立動機になったと

知っているからです

 

その手紙を読んで大きな

感銘を受けた、イタリアの

大学生、ジャコモ・ウリーヴィ

彼と同じような一般の人々が

自由と民主主義の復活のため

命を懸け、欧州がその地に

生み出した理念を守ったのは

つい77年前のことなのに

 

今の欧州は米国のいうがまま

ウクライナでの紛争をとめる

どころか、武器や資金援助を

するばかり!

 

レジスタンスのあの志は

どこに消えたのでしょう?

 

あれだけの犠牲を払った

欧州が、その歴史の中で

闘って勝ち取ったEUの理想を

米国の覇権の前に、こうも

簡単に捨ててしまい

NATOの手先になり下がって

しまうなんて!

 

ジャコモ達の記憶の前で

どうしてそれが

許されるでしょう!

 

「勉強してね、ママが

天国から見守っていてあげます。」

と幼い娘に書き遺して

レジスタンスに参加して

処刑された、イタリアの

若い美容師のラウラ・ポリッツイさん

 

彼らの志を、ウ紛争の前に

忘れ捨て去った、今のEUが

とても悲しく残念です

 

ボー氏の話を聞きながら

欧州の誇りを取り戻して

欲しいとつくづく

思ってしまいました。

 

 

Pt. 2です

 

 

 

また、プーチン大統領が

特殊軍事作戦開始する際に

ロシアはそれに準拠した

と、グテーレス国連事務総長に

はっきりと、言い渡していた

国連憲章51条についても

 

(「国連はドンバス両共和国を

認めていません」とする

グテーレス国連事務総長に、

 

 

コソボでは認めていました」と、

落ち着き、かつきっぱりと切り返す

プーチン大統領、この目力!

 

ここでプーチン大統領は

5秒くらいこの目でアップ

グ総長をじっとみつめていました!

 

 

対する総長、指をこすり

併せ始め....

もう泣きそう

 

 

 

ボー氏は勿論

ランド研究所のレポにも

言及されています

 

フランス語ができませんので

FAVBOXさんに深謝です!お願い

本当に有難うございました!

 

拝聴していて、この9か月で

もっとも安らかな気持ちに

なりました...

このような見方が

日本でももっと広がると

良いのですが...

 

欧州人として

クライナ問題への

欧州、EUの在り方、

その無責任と無能ぶりも

良く語られており

大変興味深いジャック・ボー氏の

お話でした。

 

今思い出したのですが...

ジャック・ボー氏の論文を

私が読めたのは、春頃に

参考になるよ、とtwitterに

あげられていた

オリバー・ストーン監督の

書きこみがあったからでした!

ストーン監督も有難う

ございました。

 

 

大崎氏の論説ですが、

ボー氏の見方を踏襲されて

おられますが、

 

まだお若いので

今後の日本でのお立場など

難しいものがあったのでは

と思いますが、よくぞ

書いて下さいました!

勇気がおありですね!

 

 

 

これからも

頑張って下さい。

応援しています。

 

 

ジャック・ボー氏の

ご著作も, 是非読んで

みたいものですね?

(プーチン大統領の

お写真だけ今一ですが)

 

 

フランス語を聴いていて

政治的な話をしていても

何だか愛らしい華やいだ

雰囲気と響きがあるなぁ...と

思いました。

鼻音の~オンという語尾の

発音がとてもフランス的で

素敵ですねむらさき音符

 

EUの成立理念に立ち戻るなら

NATOは不要です。

 

ロシア制裁に走り

武器供与するなど

もう一度何故

EUが出来たのか

他国を圧迫するため?

そして挙句ブーメランで

自分達の首をしめる?

 

EUたるもの

こんな愚かなことは

ありません!

 

メルケルさんだって何よ!

ミンスク合意を作った本人

でいらっしゃるのに、

貴方が仰らなかったら

一体誰に言えるのでしょう?

 

ジャコモ・ウリーヴィや

ラウナ・ポリッツィ

その他名もなき人々の

志を取り戻して欲しい

 

翻って日本は

”どん底”(M. ゴーリキー)

ですが...

 

 

ここまでお読み下さり

有難うございました!