僕達自身が国家だ!

 

おはようございます。

 

ジャコモ・ウリーヴィの手紙

遂に「国家とは、僕達自身のこと」

という彼の伝えたかった

核心に入りました。

 

ラテン語を古典語にもつ

イタリアの青年ならではの

思考だと思いますが

 

余談ですが、ジャコモは

古典ギリシア語が

非常に良く出来て、

クラスでは、自分の解答を

出来ないクラスメートに

横流しするため、

先生からいつも

目をつけられていました

 

明るくユーモア抜群、

ムッソリーニのモノマネでは

右にでるものがいない程の

クラスの人気者だったそうです

 

まだ高校生ですものね?

 

黒髪にチェレスタ・

空色の瞳のジャコモ君

 

 

続きは...

 

「国家 (cosa pubblica)とは、

僕達自身のこと、

そこに僕達を結び付けるのは

 

愛国心と言った大仰で

空虚な言葉ではなく、

涙にくれ、僕達を呼ぶ

囚われの母への愛の

大げさなイメージでもない

 

冷静に考えれば、

僕達、そして皆の利害と

国家 (cosa pubblica)のそれとは、

要は一致することになる。

 

だからこそ、僕達は

最も重要で、

慎重を期すべき仕事として、

各自が国家(cosa pubblica)に

直接配慮すべきなのだ。

 

何故なら、あらゆる人々の

状況の全ては、そこに

係ってくるからだ。

 

特に、今日、この問題に

熱心に取り組めねば、

徹底的に取り組まねば

 

僕達が拘わり、望んでいる

復興は決して成し遂げられる

ものではない。

そのためには

準備せねばならない。

 

まずは冷静に

自らの内部をみつめ

望を見極めて、表明すること

そう、それだけでも

良いかもしれない

 

僕達は明日を

どう生きたいのか?

 

気力をなくした!

いや、ダメだ、

そんなことはこれ以上

知りたくない、などと

言わないでくれ!

 

考えて見て欲しい、

全ては僕達が

知ろうとしなかったばかりに

起こってしまったのではないか?!

 

「国家は僕達自身であり、

僕達の世界であり、家族である

要するに、そのどんな災難も

僕達の災難なのだ...、という箇所の

原文です