空を超えて~♬、星の彼方~♬★

 

おはようございます。

 

この2~3日、うちの

わんぱく三銃士の真ん中

(といっても三つ子ですが)

豹太が元気がなくなり

カリカリが食べられなくなって

啼かなくなってしまいました。

 

どこが口の中に

口内炎でもできたのか?

と心配して、

添い寝をして撫でながら

慰めようとしていたとき

ふと、私の頭に浮かんで

きたのが、この歌でした

 

「鉄腕アトム」の主題歌です

 

古いですが、とっても

良い曲(^^♪

 

 

アトムの部分を

豹太に代えて小さな声で

何回も歌っているうちに

自分が良い気持ちになって

しまいました!

 

 

アトムは余りにも有名な

手塚治虫さんの大ヒットアニメ

 

雑誌「少年」での連載は

1952年からで、今年は

連載開始70周年になりますクラッカー

 

そして国産初のTVアニメ

として、1963年1月には

フジTVで放送が開始

 

視聴率は40%を

越えていたそうです。

 

 

戦後の復興を世界に見せた、

1964年の東京オリンピックの

入場行進のテーマも

この主題歌の出だしに

そっくりです!

 

 

亡き息子に似せて

作られながら

成長しないと捨てられて

しまうという哀しい

生れのアトム

 

人間の心を持った

優しく強い

少年ロボットのアトム、

 

彼を庇護する御茶ノ水博士と

 

 

 

そしてやんちゃで

おにいちゃん思いの

妹のウランちゃんと

 

 

 

今ちょっとみてみましたが

ただの漫画ではなく

手塚治氏の熱いメッセージが

こめられていること分かり、

 

夫々のストーリーに

こめられたロボット故の

アトムの悲しみや苦しみが

胸に迫ってきます

 

(アトムの家族、以上画像は

 手塚治虫オフィシャルより

 お借りしております)

 

大人になっても本物には

心打たれるものですね?

 

アトムに手塚氏がこめた思い

については、法学館憲法研究所

のHPにこう書かれています

 

 

以下引用ですが

 

”手塚は、「訴えたいことがないと

いい漫画は書けません」と言います。

そして「『生命の尊厳』が

永遠のテーマです。

これは私の信念なのです。」

と続けます。

 

原動力になったのは、

子供の頃からずっと

いじめられっ子だったことや、

軍隊におけるいじめ体験だった

とのことです。

 

軍人から「この場で殺す」と

刀を構えられる

恐怖の体験もしました。

 

戦後の日本は、

戦争から解放され

平和を希求する

優れた芸術家を

多数輩出しました。

手塚もその一人でした。

 

 手塚のマンガを

26冊読んだという

作家の開高健は、

手塚の理念について

こう書いています。

 

「人種偏見のない世界、

国境のない世界、

資本の策略のない世界

人を殺す機械のない世界、

人を殺す理論のない世界、

階級のない世界、

 

小国の積極的中立主義の

生きる世界

誇りの硬直のない世界、

愚者と弱者が、

賢者や権力者や強者と

同格で肩を並べられる世界、

寛容と同情の世界。それが

彼の主張する世界像なのである」

(1964年)

 

2000年代に入ったからこそ

是非思い出したい

昭和の大アニメ作家の

不滅の信念と情熱ですね?

 

憲法9条を改正

再軍備しようという

声が高いですが

 

戦後まもないこの時代、

日本はもう戦争は

二度としないのだ!

という安心感と誇り

 

この平和への思いは

非常に強く共有され

学校でも当然のように

そう教えられていたと

記憶しています

 

 

もし宜しければ

下の法学館憲法憲法研究所の

HPのテキストも

ご覧ください

 

 

 

うちの豹太ニャンも

気に入ったらしく

歌ってあげるとご機嫌です

 

幸いなことに

今日辺りから

大分元気になりました虹

 

(ちょっとお休み中...)

 

 

そして主題歌の歌詞は

谷川俊太郎氏作

 

高井達夫氏作曲の主題歌も、

とても良い曲で

最初は半音が入る

子供達が難しくて

歌えないだろう、と

反対されたといいますが

 

「空を超えて~

ラララ音符☆の彼方~

行くぞ~アトム~

ジェ~ット~の限~り~

 

ここが決めてと思います

 

この半音が最初にすぐ

二回入るところに

子供向けを超えて

長く歌い続けられる

曲としての魅力がある!

のでは、と思われます。

 

聞けば聞くほど

希望があって、

前向きになれる

曲ですね虹

 

上高田少年合唱団の

時代を感じさせる

素朴な歌声も

素晴らしいです☆

 

 

手塚さんの作品には

愛らしいユーモアとともに

いつもどこかに悲しみが

秘められていて

 

アトムも、例外ではなく

ロボットであることで

受ける人間からの差別に

苦しみます

 

 

そして最終回、アトムが

地球を救うために

太陽の方向を変えようと

カプセルに乗っていく姿は、

到底涙なくしては

みられません...

 

宮澤賢治のようでした

 

 

原作をまた読んでみたく

なってしまいました!

 

アトム君は2003年の生まれ

だそうです。

とすると今19才、

来年成人式ですねクラッカー

 

大人になると

アトムが秘めた悲しみが

より一層感じられるような

気が致します

 

手塚治虫さん(1928-1989)

早逝され本当に残念です

 

 

 

 

医学部のご出身だったそうです

ユーモア作家で

お医者さんでもあった

チェーホフのようですね?

 

 

(PRtimesよりお借りしております)