英国で春一番に咲く花は?

 

1月も後半には一番寒い季節

大寒を迎えますが

既に少しずつ明るさが感じられ

2月まで少し身を固くして

辛抱の日々ですね?


外は夜になるときりきりと

冷え、月光が冴えわたり

凍てつく夜空には

冬のオリオン座が...

 

これから更に厳しくなる

寒さに向かいながらも

 

仕事を終えて外に出ると

見上げる空の色が

12月の暗さから

日に日に明るさを増している

ところに1月を感じます

 

そんな厳しい寒さと

太陽の再生が同居している

この季節に相応しい色は?

と思うと

 

どのような色を

思い浮べられますでしょうか?

 

 

私は白です。雪の白

新しい年の初めの

真っ白なページのような

 

季節と共に

1という数字のイメージに

白が思い浮かぶのです

 

 

そんな季節になると

いつも思われる

愛らしいフェアリーの絵を

今日はこちらで

ご紹介したいと思います。

 

今回は、2年前に書いた

フワラー・フェアリーの記事を

少し手直ししてみました。

 

この時期になると

いつも思い出されるのが

何故か英国のこの愛らしい絵の

ことだからです。

 

日本でも有名な挿絵画家の

シシー・メアリー・バーカーさん

(1895-1973) の

”Flower fairy”フラワー・フェアリー

 

 

 

 

英国南部の田園のお生まれで

花と子供達を妖精にみたて、

やさしい筆で描き上げた

flower fairyには

 

穏かさここに極まれり

とまで思える英国田園の

ファンタジックな

イメージがあふれています

 

 

今日はそこから

冬、ウィンター・フェアリー

英国で新年に最初に咲く花

スノウ・ドロップのフェアリーと

 

その詩を (下手ですが)

こちらにご紹介致しますね

 

 

スノウドロップ・フェアリー

 (Snowdrop fairy)

(Flowerfairies.com,より

お借りしております)

 

”冬は深い眠りについている

冷たく湿った灰色に

世界中は死んでしまったようだ

春はまだ遠い彼方

 

いや!、世界は目を覚ます

死んではいない

二月の乙女が

雪に中で立っている..."

 

Deep sleeps the Winter,
Cold, wet, and grey;


Surely all the world is dead;
Spring is far away.


Wait! the world shall waken;
It is not dead, for lo,


The Fair Maids of February
Stand in the snow!

 

チャイコフスキーのピアノ曲

「四季」では、スノウ・ドロップ

待雪草は四月ですが

 

 

我が家の40年以上の

旧き良き親友であった

故ベティ・チャップマン夫人

 

花が何よりも大好きだった

ベティさんが、ある年

いつものようにブルーの

薄い折り畳み式航空書簡で

 

スノウドロップの開花を

知らせて下さったのが

懐かしく思い出されます

「冬一番に咲く花よ」と...

 

ベティさんは筆豆な方で

90になるまで、頻繁に

英国からお手紙を

下さっていました

 

でも筆記体の英文は

なかなか読めなくて(;^_^A

 

お手紙を戴くと

家族では誰が読むか?!

(解読するか?)

お返事を書くかで大騒ぎでした!

 

英国人らしくお花が大好きで

お料理も刺繡や手芸も

一級の腕前

 

毎年年末には欠かさず

英国の美しい風景の

カレンダーを贈って下さり、

 

(我が家は全員が今も

英国の田園風景の虜です♡)

 

(憧れの英国南部の田園風景と

スノウドロップの花)

 

こちらからは山と渓谷社の

「フラワー・ダイアリー」を

お贈りしていました

 

今でも姉と共に、

母にもプレゼントする

恒例のダイアリーですが

それを大切に何年もずっと

とっておかれて、

 

お宅に伺ったときに

「ほら、こんなに溜まったのよ!」

と嬉しそうに、ずら~と並んだ

過去のダイアリーを

見せて下さったりしました

 

「メアリー・ポピンズ」にも

出てくる、ジンジャーパンを

売っているお店の

不思議なコリーおばさんにも似た、

小柄なベティさんが愛した

英国のスノウドロップ

 

花言葉は、希望と慰め

だそうです...

何だか今とても胸に染み入る

言葉です...

 

英国ではもう

咲いているでしょうか?

 

スノウドロップと共に

一度は観てみたかった...

英国のブルーベルの森

 

Bluebell woods, Surrey, England, UK[20088084492]の写真素材・イラスト素材|アマナイメージズ

 

これから一番寒い時に

向かいますが

太陽はロシアのように

その力を日に日に

増してきています

 

 

スノウドロップ・フェアリー

のように、ひそやかに

そして毅然として

 

而して、

春の期待を胸に誇りをもって

未だ続く寒さに耐えましょうブルー音符

 

 

かのエドモン・ダンテスのように、

 

”待て、而して希望せよ!”

 

皆様もどうか

ご自愛くださいますよう!