ボールが止まった場所に花が咲いていたのでアンプレアブルを宣言したプロがいる、という話を聞いた。
言うまでもなくプロにとって1打はお金である。そのことを考えると「バカなことをしたもんだ」という意見があったとしても、それを否定することはできないし、自分がもしその状況におかれたら同じことをするだろうかと言われれば、何の躊躇いもなくショットするだろう。ゴルフはあるがままなのだから、と。
僕たちは芝を傷つけたりすることなしにゴルフに興じることはできない。大げさに言えば、多かれ少なかれ自然を傷つけながらプレーしている。芝は良くて花はダメなんて言うつもりはないが、それでもこのプロの話を聞いた時、「ちょっといい話だな」と思った。
僕たちがラウンドする際には「遊びのゴルフだし6インチプレースはいつでもOK!」みたいな暗黙の了解があるが、僕自身はこれまで基本的にそれをすることはなかった。できる限り「あるがまま」でプレーすることを優先してきたわけだ。それはゴルフの基本マナーであると考えていたからだ。
しかし、冒頭の話を聞いて「物事にはいろんな視点があるものだ」と改めて思った。自然の中でゴルフをさせてもらうことに対する感謝と言えば大層な感じだが、そんな視点に基づいて積極的に6インチプレースを活用するのも悪くないなと思ったのだ。
僕に風流を解する素養はないし、どちらかと言えば品という言葉からは離れた位置に属しているのは自覚している。しかし「良いと思ったことを取り入れるのに躊躇はしない」、たまにはそういうゴル太郎がいても悪い話ではないだろう。
決して熱にうなされているわけではないので、ご心配のなきよう。