https://ascopubs.org/doi/10.1200/JCO.23.01361
引用元:Goto K et al. Trastuzumab Deruxtecan in Patients With HER2-Mutant Metastatic Non–Small-Cell Lung Cancer: Primary Results From the Randomized, Phase II DESTINY-Lung02 Trial. JCO 2023;41(31):4852-4863. CC-BY-NC-ND 4.0
【研究デザイン】
DESTINY-LUNG-01:既治療NSCLCに対してトラスツズマブ デルクステカン(6.4mg/kg q3w)の単群第Ⅱ相試験が良好な有効性を示した。安全性も間質性肺疾患が25%に発症したが管理可能と判断された。→ 毒性の点から、5.4mg/kg vs 6.4mg/kgのランダム化第Ⅱ相試験へ
DESTINY-LUNG-02:トラスツズマブ デルクステカン 5.4mg/kg vs 6.4mg/kgのランダム化第Ⅱ相試験
5.4mg/kg (n=102) vs 6.4mg/kg (n=50)
追跡期間中央値:12ヶ月程度
【患者背景】
(上記文献 Table1より引用)
ほとんどの症例がadenocarcinomaであり、喫煙歴は半数程度であった。
約80%の症例でChemo+IOが導入されていた。
【有効性】
全体奏効率: 5.4mg/kg 49% vs 6.4mg/kg 56%
頭蓋内奏効の記載はなし → CNSありの奏効率は記載あり 5.4mg/kg 60% vs 6.4mg/kg 46%
(上記文献 Table2, FigA2より引用)
最終PFS:5.4mg/kg 9.9ヶ月 (95% CI, 7.4 to NE) vs 6.4mg/kg 15.4ヶ月 (95% CI, 8.3 to NE)
最終OS:5.4mg/kg 19.5ヶ月 (95% CI, 13.6 to NE) vs 6.4mg/kg NE (95% CI, 12.1 to NE)
(上記文献 Figure2より引用)