観光スポットとしても整備
食の安全安心を守る活動を続けている宮崎市のNPO法人「セーフティ・ライフ&リバー」(大森仁史理事長)が、美郷町にウナギの研究施設を設置することになり、町と協定書を取り交わした。周辺の自然環境を生かして、謎の多いウナギの生態解明に取り組む。
研究拠点となるのは、3月に閉校した同町南郷区の渡川(どがわ)小の旧校舎。ここに機材や資料を集める一方、3キロ離れた場所に町から約1・8ヘクタールの土地を有償で借りて養殖地を造る。池は生育状況を比較できるよう三つ設ける予定で、近くを流れる渡川から水を引く。ニホンウナギ研究の第一人者で、東大大気海洋研究所の塚本勝巳教授らの助言を受ける。
宮崎県のウナギ養殖量は、鹿児島、愛知に次いで3位。しかし、稚魚のシラスウナギの捕獲量は近年激減して全国のウナギ養殖に深刻な打撃を与えている。NPOは親ウナギの生態や産卵を調べ、放流の可能性も探る。
大森理事長は「研究施設には庭園も整備し、観光客が訪れるような場所にしたい。ウナギの資源保護だけでなく地域貢献の拠点にもなれば」と話した。
出典:毎日新聞