
僕は、8つのボディタイプにわけて、
そのボディタイプが得意とする動きがあると仮説を立て
実際の場面で、どんな動きを選択しているか?
と、考えてみています。
ボディタイプは、胎児の段階から決まっているものと捉えています。
ただ、ボディタイプの特性がベースにあったとしても、同じボディタイプの人の中の個人差も多いです。
同じ質の動きをしても、量もしくは、幅が違うんです。
それは、何故か?と考えると
人間は、発達、学習をしているからだと思います。
人間らしさは
『姿勢・動作・行為』
『認知・知性』
『感情・社会性』
の相互関係により構築されていきます。
ここまで、私が話して来たことは、
『姿勢・動作・行為』の話が中心でした。
ですが、その『姿勢・動作・行為』は影響を『認知・知性』『感情・社会性』の影響を受けています。逆も然りです。
十人十色であるのは、こういった点が大きいと思います。
ただ、一人一人に対し、この複雑に絡み合う人間らしさを分析していくことは、とてつもなく難しいです。
ですが、この人間らしさにある程度のパターンがあるとしたらどうでしょう。
パターンという基点があるだけでも分析はしやすくなると思います。
実際、僕は、ボディタイプという考え方を始めてから、物凄くわかりやすくなりました。
ボディタイプが同じ人は、似た者通しですし、顔も似てます。思考回路も似てます。
ただ、個人差があるんです。問診してみると、
その差は、発達なんです。
どんな特徴を持って、産まれて来た人が
どんな環境で発達し、
今を向かえているか?
僕らの、目の前で起きることは
今と、いう一点でしかありませんので、
その一点は、どんな経過をたどった一点なのか?
そんな分析が必要なんだと思います。
これが、気が遠くなる動作分析という題名をつけた理由です。
続く