我々、セラピストが常に目の当たりにするもの。
それをどう捉えるかによって、プログラムは変わります。
今日は、その辺について。
筋緊張、筋力(筋出力)、可動域あたり。
セラピストが、当たり前で大好きなところだけに、気になるところ。
☆『筋緊張を緩める』と『筋緊張が緩まる』との違い
筋緊張が亢進していれば、動作はぎこちなくなり、血行不良により痛みを引き起こしてしまいます。
また、動きがおかしいから、筋緊張が亢進しているわけです。
僕が聞いてて、一番嫌なのは
『ここ張ってますね~、痛いでしょ?張ってますからね~......揉み揉み、だいぶほぐれましたよ。痛み楽になったでしょ?』
的なやつ。
徒手で、なんか刺激入れれば、筋は緩みます。無論、知覚は変わります。
それを、効果として捉えるのは浅はかです。
なぜ、張っているのか?すら明らかにしないセラピスト。以外に多い。
『筋緊張を緩める(緩めればOK)』と捉えていると、なぜの部分もおろそかになります。
◯◯が、弱いから。
麻痺だから。
そっちばっか使ってるから
かばってるから
と短絡的な考察となる。だって、緩めれば解決ですもん。
一方、『筋緊張が緩まる』と捉えている人は
良い動きを、引き出せば、筋緊張はおのずと緩まり(適切な筋緊張となり)、痛みも軽減することを知ってますよね。
故に、パフォーマンスに注目します。筋緊張は、結果ですからね。
さらに、考察を進められる人は、
どんな人が、どんな動作を繰り返したから、その部分の筋緊張が亢進し、疼痛を誘発した。
というところまで、分析できるでしょう。
僕も徒手療法を行います。それは、良好なパフォーマンスを短時間かつ、ドンピシャで引き出すためです。ちなみに疼痛部位への徒手療法は、一番最後です。
全体の影響を取り除き、最後に残ったのが、その部位の問題だと考えているから。
☆『筋力がない』と『筋力(筋出力)が出せない』の違い
●筋力がない → 強化しましょう → 反復練習
◯筋力が出せない → なぜ出せない? → 筋の状態の評価、姿勢の評価、理解力や意志、意図の確認 → 筋力が出しやすい状態へ導き → 反復練習。
なぜ、筋出力が出ないのか?
この捉え方は、重要ですよね。
筋出力は、姿勢に依存します。筋は骨から骨に基本付いてますから、
出せない状態で、何回やっても、興奮が高まり、一時的に動員する筋繊維が増えるかも知れませんが、根本は変わりませんので、すぐ、出力だせない状態になりますよね。
このことも、『筋力が出せない』と捉えている人には、わかってもらえるでしょう。
☆『可動域を拡げる』と『可動域は拡がる』の違い
おんなじようなことです。
●可動域制限 → 関節モビライゼーションやストレッチ → 可動域を拡げることができるたら満足
◯可動域制限 → なぜ、固いのか? → 骨関節の評価、軟部組織の評価、姿勢の評価 → アライメント、筋緊張の調整 → それでも出ない場合、関節モビライゼーションやストレッチ → 可動域が出たことを確認。
同じようなことですが、再現性が違います。
全くもって、書いている私が迷子になるような内容ですが、
なぜ、その状態になっているのか?を考えないとダメでしょ?
歩行もそう。
歩き方が変な人に対して、歩き方変えたってさ、良くならないでしょ?
なぜ、その歩き方になったのか?
これを捉えないと。
良い姿勢になれば、筋緊張は適正となり、筋力(筋出力)が上がり、可動域は拡がります。
そして、姿勢は、その方の骨格的特徴です。
各部位の状態、大きさ、各部位のバランスを内的(ボディイメージ)、外的(バイオメカニクス)に捉え、
との骨格が、どんな行為(生活動作)を行った結果の筋緊張、筋力、可動域と捉えないと。
ひとり酒を飲みながら、書いてます。
どうかお許しを。
わかる人には、わかるよな~
わからない人には、わからないだろうな~
頼むから、すぐ、ほぐし始めるような個別リハはやめましょう。
すいません。酔ってます。