昨日の臨床でのこと。
寝たきりの方。気管切開の方であり、意志疎通は取れません。
全身的な拘縮は重度。ベッドに寝てはいるが、身体は預けられてない。
常に、険しい表情で、痰の量も多い。
この方に対して、リハ屋として何ができるだろうか.........
『少しでも、いい生き方をしてもらおう』
これが僕の方針。
各関節の安定性を促通し、アウターマッスルの過緊張を可能な限り抑制した上でのストレッチ。
私の手、前腕、上腕、体幹、下肢、頭をすべて使ってコントロール。
最新の注意を払わないと、過緊張となり痛みをを誘発し、元の姿勢へ、ガツンと戻ります。
何日(週2~3回)か、繰り返してきて、徐々に関節の動きが出てきました。
そして、昨日の臨床では、頭部~頸部のアプローチ中、凄いことがっ!
この方は、ず~っと口が開いたままです。
吸引時も、少し動くが、開口位のまま。
最近の臨床では、表情の変化までは出来てきておりました。
また、普段、気切部からの換気様式の呼吸が、アプローチにて口腔に抜けるのも確認出来ていた。
そして昨日。
『パクパク』
しだしたのです。
頸部の可動がいつもより出せていたし、痰の量も少なかった(ネブライザー後)からか。
半月以上診ていましたが、初めて見たパクパク。
頭部、頸部のアプローチでは、呼吸と嚥下との関係を考察中ですが、
ヒントとなりそうです。
以前から診ていたSTに聞くと、
『えっ?凄いかも!』
と。
別に、食べられるようになるわけじゃないけど、
口腔内の湿潤や衛生には閉口も必要。
そして、もうひとつ。
この方は、ご家族が、面会に来てくれています。
普段の表情は、ご家族も見ていて、お辛いでしょう。
リハ屋として、この方の表情を変えられたら、みんなが喜ぶんじゃないか?
可動域や、介護のしやすさ、血中酸素飽和度、呼吸......
医療介護目線での効果も出したいが、
やっぱり僕は、シンプルに、
『顔(表情)』
が、大事だと思う。
どんな手段でもいい。でも僕は、今は僕の治療理論を追求していく。
療養病院の患者さん達は、コミュニケーションがとれない方が多いです。
故に、反応がすべて。
確実に、僕の手の感覚が、上がってます。
まだまだ、高めていかなきゃですね♪
ありがとうございました!