「無慈悲な破壞」とは | 解放

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日本的革新運動

 

 共産主義 運動の本質は、無神論 ではない。
その実、共産主義者は(セム的一神教 に於ける)実在 を確信してゐる。
何故なら共産主義とはサタニズム の一派であるからだ。

その真実は、共産主義世界 に於いてごく一部の特権階級 のみが知つてゐる。
 

また、レーニン は「半世紀経つても、マルキスト の一人もマルクス を全く理解してゐない」と記してゐる。
実は、共産主義運動とは、サタン を神にするための運動であり、相対するイデオロギヰと共に「両建て」されたものなのだ。
金正恩 が口にするところの「無慈悲 な破壊」なる言葉の初出は、ネチヤアエフ 著「革命家 のためのカテキズム 」であらう。

 

ネチャーエフ



 同著には、次の事が記されてある。

曰く「我々の目的は恐ろしく完璧で国際的であり、無慈悲な破壊である。」

「十分の一が個人の自由 と無限の権限 を得て、残りの十分の九は個人の人格 を無くした家畜 の群れにならねばならない。全員がスパイ のやうな仕事をする。お互ひがお互ひをスパイし、通告するやう強制 される。全員が奴隸 であり、その奴隸制度 の中で平等がある」と。

之れこそが「彼ら」の目指す平等 社会 であり、ソヴイエト中共北朝鮮 はそれを実現した。  

 

 
金正恩



 また「彼ら」とはマルキストのみを指すのではない。敵対してゐるかのやうに見える勢力も、同樣の理想 を抱いてゐる。

然しその秩序 が実際には既に確立してゐても、斯様な世界に於いて人民は、真実に盲目であらねばならないのである。
 

 中身の商品は同じである。
異なるのは、製品名が「共産主義」か「自由主義民主主義 」等であるかといふ点のみだ。而して後者の方が或る意味に於いて「より盲目であること」が求められる。

 

 因みに、所謂「サタニズム」は吾が国にも伝統 的に存在する。実際、吾が国は「サタン」と西洋で呼ばれてゐる存在も として祀るのである。
要するに嘘か誠かウエブでの情報に拠れば、世界の信仰 は牛系統と蛇系統に大別されるさうである。而して、その論に従へば、吾が国には両者の信仰が混在してゐる。

 筆者は、都怒我阿羅斯等、即ち額に角があつたとされる素戔男尊八岐大蛇 退治譚といふものは、両勢力の対立の史実を暗示したものなのではないか、などと、少々飛躍した空想 に耽つてゐる。

 

 


※傳統的假名遣ひにて記す事を檢討してゐますが、何時もよりアクセス數が減るやうであれば止めます。

※尚ほ今囘、各名詞にリンクを貼つたのには或る意図があつてのことですが、億劫なので次囘からは行なひません。