宮原巍先生と対談 | 解放

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日本的革新運動

 去る6月27日、久野登久子先生と、先輩である森川俊秀氏に随行して、宮原巍 先生と会談した。
 

宮原巍




 まづ第一に筆者は、大地震に見舞われた親日国ネパールの現況や「今どのやうな事をネパールが求めてゐるか」や、ネパールの政治状況等のお話をお聴きした。

 しかして 今上陛下の御こと、アジア各国のことなど、話題は多岐に渡り、アルコールの作用も相まって緊張がほぐれ、楽しく歓談させて頂いた次第である。

 

 今回宮原巍先生が、多忙をきはめるスケジュールを裂いて我々にお会ひして下さったのは、森川氏が久野先生とお付き合ひがあり迅速に事が運んだことが大きい。森川氏とは、謂はゞ草地貞吾先生といふ偉大な人物を解して通じて知己を得た、といふ経緯がある。すべては草地先生の御靈のお導きに他ならないと信じてゐる。

 

宮原巍



 お預かりしている義援金に就いては、茲ではまだ敢へてお名前を出さないが、次回ある人物に、残りの全額に更に上乗せした五万円をお渡しする事に決定した。その事は、間違いなく拙ブログにてご報告する。


 

 

 ところで、「酒に十德あり」と云ふ。

大抵の場合、左翼は活動を終へた後の懇親会等で酒を呑まないのではないかと思ふが、本来日本人は酒が無ければ何も始まらないのである。


 酒は日本人にとって神の飲み物に他ならない。
それは、太古の昔より続く伝統であり「共食・共飲・神人和合の儀礼」であって、マライポリネシア系諸民族共通の精神文化なのだ。


酒に十德あり

酒は百薬の長、壽命を延ばす、旅行に食あり、寒さに衣あり、推参に便あり、憂ひを掃ふ玉箒、位無くして貴人と交はる、労を助く、萬人和合する、獨居の友となる。

 

 


西楼厨(せいろうず)

 

 


当日お聴きした久野登久子先生の言葉


曰く「相手のために何をやるべきなのか、何をやるべきではないのかを何時も考へなければいけない。それが今の日本人に欠けてゐる事だと思ふ」と。