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さて、昨日につづいて、本日はS&P500のETFや投資信託ですが、その過去のパフォーマンス(年率での価格上昇率)はどのくらいだったのかチェックしてみます。

 

1)  S&P500関連のETFや投資信託の過去のパフォーマンスはどうかといいますと、S&P500が設定されたのが1957年ですが(あれ、私のハンドルネームの最後の符号と同じですね。。)、ここから2023年末までの平均パフォーマンス、すなわち平均の年率リターンは7.5%です。

 

2)  ここ最近の2013~2023年末の10年間では9.9%にもなります(最近は、コロナ禍での補助金とか輪転機回していっぱいお金をすっていますので)。ただし、ドットコムバブル(2000年)とリーマンショック(2008年)を含む2000~2012年の平均だと年率▲0.2%のマイナスとなります。10年以上にわたって平均で考えればマイナス(株価下落)が続いたわけですね。

 

3)  過去の傾向は、もちろん将来のリターンを保証するものではありませんが、上記のS&P500の1957年以降の平均の年率リターン7.5%には、確か配当金とかは入っていないと思います。この配当金を考慮すれば年率8%くらいはこれまでの実績として達成してきたということいえるかと思います。

 

4)  さらに近年の緩い財政規律や補助金バラマキといった世の中においては、お金は市場にはじゃぶじゃぶあります(私のところにはありませんが。。。)。したがい、私自身は今後ともS&P500は年率8%くらいでの上昇を見込めると予想しています(ちょっと、頭の中がお花畑すぎるかもしれませんが)。

 

5)  ただ、暴落もすごいです(下表ご参照)。S&P500には米国を代表する500社が含まれているわけですが、2000年以降ではITバブル崩壊、リーマンショック、そしてコロナ禍で49%、56%、34%ほど暴落しています(下表をご参照)。すなわち、10年に一回くらいはいつでも半値まで暴落する可能性があります。1千万円の資産を持っていたと思ったら、それが500万円まで減る、1億円もっていたら5千万円が溶ける、ということになります。

6)  この暴落に耐えられるかどうかですね。なお、株価がピークの時に買って、翌日から暴落が始まった場合、過去のデータでは14年間持ち続ければそのピーク時点価格に回復しています(2000~2002年のドットコム・バブル崩壊と2008年のリーマンショックを含む期間です)。もちろん、下落時に買い向かえば、もっと早い時点で回復するわけですが、いずれにせよある程度の『長期』投資が基本となります。

 

本日はS&P500の過去のパフォーマンス(年率での価格上昇率)について述べましたが、次のブログでは過去のパフォーマンスが仮に将来も起きるとしたら、どのくらいの損益になるかを試算してみたいと思います。

 

では、本日もよい日でありますように!