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免疫治療の副作用にてとある病院に入院中です。さて、第4の治療法とかいわれる分子標的薬による抗体（免疫）治療を受けておられ、自己免疫が暴走するという副反応をご経験された方もいらっしゃると思います。
私の場合はその副反応にあやうくバンザイ降伏しそうになり、このブログを始めたわけです（#1ご参照）。自己免疫暴走の治療にはおそらくステロイド一択という状況かと思いますが、私の場合もステロイド投入、そしてちょうど、今日でステロイド開始から1週間がすぎました。
あくまでも一患者の自己免疫の暴走からのステロイドによる回復過程ということですが、ひょっとしたらご参考になる場合もあるかと、以下、つれずれします：
- ステロイドが投入されてしばらく（最初は60mg/日だっと思います、それが40mg等々、徐々に落としています）、高熱と例の割れるような頭痛や関節痛は治まりました（肝臓の炎症が治まってきました）。最初の深夜だけ、右大腿部にちょっとした引きつり感、および後頭部に軽い鈍痛がありましたが（これらは、次段階の高熱や激しい頭痛の前触れでした）、問題無しです。
- 体調はその後も問題無く、ホントにひさしぶりに平穏な朝、平和な一日を迎えておりました。ところが、体重がコンスタントに減少していきます。一日最大1kg、少ない日で400gくらいと、1週間でちょうど4kgくらい、そして1週間目でやっと下げ止まりました。
- 私はステロイド投入が始まる前は、不定期に現れる熱が若干おさまっている時間帯にあんパンやサンドをがっついて（時間がずれていますので、病院から出される食事はもう下膳されています）、とにかく体重は落とさないようにしていました。
- ステロイドで体調が安定して以降、病院側からだされる3度の食事をいずれも完食、カロリー的にも栄養的も問題はないはずですが、1週間で約4kgの体重減少です。先生によると、「まだ体内には炎症が見られるので、燃えてるんでしょうね」。私は、えっ、萌えてるんでしょうか。。。。という感じでしたけど、、、、体調は安定していますので、まあ、脂肪が落ちればいいや、くらいの気持ちでした。
- ただ、筋肉量があきらかに、それも相当、落ちていることは判ります。上腕部にしわが増えた、また大腿部や下腿部が細くなっていることも体感できました。したがい、体調が安定するとともに病院内の散歩、簡単な直立に近い形での斜め腕立て伏せ、またハーフ・スクワットを始めましたが、やはりスクワットは入らなかったです。ぼちぼち続けたのですが、体重減少は1週間ほど続いた、ということになります。
- それと、これはステロイドと関係あるかはわかりませんが、呼吸が少し浅くなった気がします。日常的な呼吸にはまったく問題は無いのですが、例えば瞑想して腹式呼吸すると、あきらかに以前より深く呼吸を入れられない気がします。まあ、肺の腫瘍が大きくなっていないことだけは、祈っていますが。。。なにせ、ステロイドつかって私の免疫暴走をなだめるということは、よく考えたら私の抗体治療のコアである自己免疫による癌細胞の探索（癌はステルス機能を持ちます）＆攻撃能力も下げることになるのではと想像です。せっかく、F-35をもらったのに旧式の戦闘機にもどったような、、、、いや、でもマーベリックはF-18で戦いましたね。It's the pilot!!ですね（自己暗示、自己暗示です）。
- それから、顕著な変化は、眠りが浅くなりました。私の睡眠パターンは、就寝直後からノンレム睡眠の方が強く現れ深く眠れる、そして3～4時間たって最初の尿に起きた後は（だいたい深夜2時くらい）、レム睡眠中心にて朝方までまどろむ、寝返りうちながら浅い眠りとなる、という傾向があります。
- それが、就寝はうまくいくのですが、3～4時間後に排尿で目覚めた後は、ほぼ朝方まで寝付けなくなりました。決して、躁になっているとかではないのですが、要は眠りの深さが全体的にしかもかなり浅くなったという感じです。でも、入院中ですので日中は適宜休息できます。仕方ないので深夜2～3時以降は瞑想したり、寝返りうったり、また子供時代のことを思い出しながら、そのまま朝を迎えます。なお、さすがに睡眠時間としては少ないので、朝方は前頭葉やこめかみのところに寝不足のどんより感が現れます。でも、それもわずかなものです。
- それから、変化があったのは声質でしょうか？発熱時にうんうんうなっていたかもしれませんが、少なくとも声を枯らすような状況はなかったはずです。一言で言うと、かすれた声、よくいうとハスキーな声になっていますね。ロッド・スティワート歌ったら萌えてもてそうです（あっ、脱線しました。でも、ロッド・スティワートは中学生のときから聞いています）。
といった感じで平凡な経過ですが、もし参考になる方がいらっしゃれば幸いです。では、今回もありがとうございました。