ご訪問ありがとうございます。一つ前のブログで一番尊敬している方はマンデラさんと記しました。

 

序列は意味がありませんが、次に尊敬する方は、ミャンマーの以前の軍事政権の最後を努めたテイン・セイン元大統領、スーチーさん、それからチェ・ゲバラですね。

 

テイン・セイン氏は皆さんご存じないかもしれませんが、前のミャンマー軍事政権時代の最後の大統領であり、2016年の初のスーチー政権の誕生を阻止しなかった、すなわち権力に拘泥しなったかたです(なお、選挙自体に出馬されず仏門に入られたといの記憶がありますが、ここは?です)。いずれにせよ、いさぎよいstatesmanだと自分は思っています。そういえば、某大臣のファームで朝食をごちそうになっていたら、テイン・セイン大統領がいきなり現れ、握手しました。国家元首との握手は私の人生ではこれ一回きりですね。

 

スーチーさんは1997年でしたが、初めてミャンマーを訪問したとき、Under house-arrest中の自宅の庭の中に高さ2mくらいでしょうか台を設けて、壁越しのご自宅の前の道路にあつまった支援者向けに演説をされていました。女史の思想は私がよく参照するAmartya Sen教授に近いこともあり、ずーとフォローしています。ご健康が心配ですが、再び、ミャンマーを率いて頂けること祈念しています。

 

最後はちょっと変わってゲバラです。彼はキューバ革命(1953~59年)を成功させた後、カストロ政権下で工業大臣などを務めたはずですが、当時のカストロ政権とソ連との関係に配慮したものか、ふたたびゲリラ兵に戻り、南米はもちろん、アフリカまで出張して虐げられた方々の開放、すなわち革命を目指します(ただ、アフリカはどうも文脈が異なったようにて、失意の下、帰国されていますね)。

 

志なかばで倒れますが、確か革命を成功させた後、その地位にとどまること無く再びゲリラ兵にもどったのは、歴史上では彼がただ一人ではないでしょうか?ここにも権力に拘泥しない、いさぎよさを感じます。彼のゲバラ日記でしたか、、、、「人はだれしも物理的な死からは逃れられない、さすればその瞬間までいかに生きたかが問われる」とあったように記憶しています。

 

自分はステージIVの癌ですので、まあ統計的には平均までの寿命はないかもしれません。であればこそ、物理的な終わりがくるときまで、毎日に感謝しながら、そして生きる意味をもって生きていきたいと思っております。

 

ちょっと毛色を変えた内容でしたが、また、お会いしましょう。ありがとうございました。