ご訪問ありがとうございます。

 

さて、右腎臓摘出手術からの退院が2024年2月5日でした。体力回復のために2千歩くらいから始めた散歩も2月中順までには8千歩は何とかいけるようになりました。右側腰部~臀部~大腿部の鈍痛に悩まされていたのですが、これも散歩の歩数が伸びるにつれて序々に改善していきました。

 

そして2月26日に腎臓にあった腫瘍の組織検査の結果を先生から聞きます。一言、「悪い癌ですね」、でした。癌にいいのがあるのか、もしいいのがあればそれは良性ということでしょうか、、、、いや、きっと薬が効きにくい癌という意味かもしれません(ここらへんは、全くの素人ですので真に受けないでください)。

 

続く2月28日は別の病院でPET検査です。たぶんですが、癌細胞が好きなブドウ糖を事前に点滴注入して、そしてCTスキャンを行うものだと思います。すなわち、小さな癌も発見できる、ということですね。この結果は、3月8日にもともとの病院で先生からお聞きしましたが、「うん、、、数カ所にあるね、、、これは大きいのをとってもポコポコでてくる可能性があるから手術はやめて抗体(免疫)治療をやりましょうか?あと、他には転移はなさそうだね」でした。

 

抗体(免疫)治療なるもの全くわかりませんが(なお、私はネットは比較的自由に使えますが、あまり事前には調べない性格です)、先生から概略のお話を聞いて、そして第1回目のオプチーボ&ヤーボイ点滴投入は緊急性のアレルギーなどに備えるため入院しておこなうこととなりました。

 

したがい、3月21日に2回目の入院、いつもは緊縮財政を掲げていますが、この時も拙宅の財務大臣のご英断により個室利用です。ホントに感謝しています。初めてのオプチーボ&ヤーボイ投下は翌日の3月22日、大きな問題も無く3月28日には退院できました。

 

続いて原則は3週間を空けて2回目のオプチーボ&ヤーボイの点滴投入ですが、これは病院に日帰りして4月15日でした。この時もほとんど問題無しです。後頭部の深い位置にて若干の違和感、そして仕事をすると前頭葉と顔が熱を持つのを感じていましたが、まあ順調でした。この薬って有名みたいだけど、、、ホント、効いてんの??とかいった感じでしたね。

 

でもって、いよいよ3回目の5月8日の点滴、この時はもう後頭部にはっきりと認識できる鈍痛があり、かつ背中とかがぴりぴり痛かゆかったのですね。先生からはどうしますかと聞かれたのですが、当然、I shall tryです。でも、帰宅直後から頭痛が始まり食欲がありません。熱はなかったですね。

 

5月8日以降、順次、体調が崩れていくのが判るのですが、次の先生の診察は5月12日です。その時に相談しようと思いつつ、もう頭痛と軽い吐き気で食事をほとんどとれない状況、さらに厳しい頭痛のせいで寝れない状況がそのまま続き、5月12日に先生にやっとあえました。

 

血液検査の結果を見た先生、「ナトリウムが極端に落ちましたね。また、一つ前の血液検査で調べたストレスホルモンはほとんどゼロ、ですね。大丈夫ですか??これは、緊急入院しましょう」、といきなりです。でも、この先生の緊急入院のご提案はホントによかったです。実は、その後、隣の処置室に移された後、さほど長い時間ではないのですが飛んでしまい、看護師さんに支えられながら(気を失っていますので、たぶん恐らく)、処置用ベッドに横たわり、血圧は30台と70台、体温も35度そこそこまで落ちていました。胃液を一度もどした後、直ぐに点滴が始まり、やっと意識が回復してきました。

 

当初は車いすで病室に向かう予定が、ストレッチャーでの移動ですね。緊急入院ですので、病院にこれそうな長女に連絡して病院との間に入ってもらいます。入院できて一安心ですが、ナトリウム値を上げるために塩分の摂取が必要となり腎臓がひとつしかない私には苦行そのものでした。また、副腎がやられており、恐らくある種の自己ホルモンを生成できなくなっている可能性があるため、今後、薬(ホルモン剤)をずーーと飲み続けることの可能性につき、今度は内分泌科の先生から説明を受けます。

 

これまで持病がなく、常用薬もいっさい使ったことありません。ショックでしたね。凹みました。でもって、体調は小康状態なのですが、どうにも自分で回復していける、という感覚が湧いてこないのですね。小康状態でしたので、ナトリウム値やホルモン値の結果を見ながら、5月22日には退院できましたが、正直言って今後は不安でした。

 

退院後は頑張って塩分の高い食事をとったり(ホントに苦行でした)、運動もするのですが、回復の兆しがはっきりと見えないのですね。そしたら、案の上、徐々に体調は落ちていき、自力でもどせるという感覚がなくなりました。幸いにして、6月3日が診察日、そして当初4回目のオプチーボ&ヤーボイ投入を3回目で打ち切っていますので、この日はオプチーボだけの投与の予定でしたが、先生にうったえて(もう陳情ですね)、オプチーボ投与はキャンセル、そのまま何とか入院させていただきました(今度は大部屋。。。)。

 

既にかなりの発熱、頭痛がありましたのでもう自己免疫は暴走していたわけですね。毎日の血液検査、若干のステロイド投入、大きく発熱時は解熱剤を使うなど様子を見ますが、その内、病室をご担当する若い先生から、「日に日に肝機能が落ちているのですね、腎機能も副腎機能もですが、、、。。。。特に肝臓の炎症がひどくでています」、とのこと。まだ、お若い女性の先生ですが、心配そうにされています。はい、私も自分がどうなっていくのか判らず、自分でも心配でした。

 

でもってここは、さすが総合病院です。今度は内科の肝臓の先生も入って診察、肝臓の生検もやりますが、免疫暴走には一択といわれるステロイドの大量投入が6月11日となります。当初は日あたり60mgだったと思います。そうしたら、さすがですね。解熱剤を使わなくとも高熱がひきました。そして、肝機能の数値もどんどんあがってきている、との先生からのご連絡でした。

 

ステロイドってちょっと怖い気がしますけど、でも、よかったです。やっと、平穏がもどってきた、という感じですね。こころが穏やかにやっとなりました。そして、このステロイド投入までの免疫治療に伴う自己免疫の暴走といった副反応の経験を得て、本ブログを始めた、ということになります(最初の、#1.幽体離脱ってこれ?ですね)。

 

ありがとうございました。また、お会いしましょう。